2008年09月29日

引退と後継指名

衆議院神奈川11区選出の小泉純一郎氏が次期総選挙への不出馬を表明し、産経新聞の電子版『地元支援者を前に新旧交代』によると、自分の次男を同選挙区の後継候補に指名し「顔見世」興行行ったらしい。 麻生自民党総裁が小泉氏の次男について「(次男を)横須賀に戻したころから『そうだろうな』と思っていた」との発言を見ても、まあ、自民党公認で出馬するのだろう。 当選できれば、新たな『世襲議員』の誕生だ。 「開かれた党」を喧伝している自民党が、立候補者の公募も経ずして「父親が議員だから」と公認する? そうであれば『閉ざされた党』の間違いであろう。 だいたい、衆参両院の自民党議員は、その半数を超える人物が世襲議員だ。 党総裁からして5世議員である。

被選挙権がある国民は、誰が立候補しようとそれは自由だ。 親が議員であろうがなかろうが、自由に立候補できる。 それに異論は無い。 「票田のトラクター」という漫画があったが、その中に『票田買い』という言葉が出てくる。 時には引退する議員にお金を渡し支持指名してもらうことでその組織力(=基礎票)を買うことを言うらしい。 ましてや、親の地盤(組織)と看板があれば、政治屋とは最も世襲しやすい仕事のようだ。 「世襲」と「票田買い」との違いは金のやり取りが無いだけで、「地盤と看板を私有財産のように相続させる」ようなものだ。 結局、どちらも同じだ。 どちらも唾棄すべき行為だと、私などは思うのだが・・・。 選挙区の皆さんがどう考えるかは次期総選挙の結果を見ないと分からない。

ところで、小泉氏引退で一番泡を食ってるのが、所謂「小泉チルドレン」であろう。 今の衆議院で自民党の1年生議員が全てそうとは言わないが、次回の総選挙で「トラの威を借る」つもりだった者は「取らぬ狸の皮算用」となって、相当焦っているに違いない(笑)。 何より、党から公認されない可能性まであるのだ。 小泉という後ろ盾が無くなり、自民党執行部も「小泉チルドレン」を振るいに掛け易くなったからだ。 仮に立候補できても、小泉氏の選挙応援は当てにできないだろう。 これまで神奈川11区は小泉氏の磐石な地盤であったから民主党などは候補者を擁立しなかったが、相手が息子となれば必ず民主党も候補者を立てるだろうし、激戦になれば「息子は落選させない」と選挙区に小泉氏自身が張り付くであろうから・・・。 民主党としては神奈川11区では負けてもよい。 小泉氏に、他の自民党候補を応援させなければ民主党は「勝ち」なのだ。 総選挙で、根強い人気のある小泉氏に自由に動き回られる方が厄介なのだから・・・。

さて、当の小泉純一郎氏だが、議員を辞めても政治活動はするという。 元々、議員を辞めても、全額税金から「議員年金」が支給されるのだから食うには困らないはずだ。 たぶん、年間600万円弱は貰えるのではないか? まあ、恐らく、政治活動は隠れ蓑に過ぎまい。 小泉氏のことだ、今後も講演などは引く手数多だろう。 ただ、個人や会社として講演依頼を受けるより、政治活動の一環として政治団体が講演依頼を受けたほうが「節税」し易い。 息子が議員になれば、小泉氏自身の政治団体から息子の政治資金団体に献金し、息子の政治団体に飲み食いの付回しをすれば良いのだから。 領収書の添付が義務付けられても、小泉氏が使った分かどうかは分からないだろう。 平たく言えば、小泉氏は総理大臣を辞めた以降のこれまでとほぼ同じように「遊んで暮せる」のだ。 そのためにも、彼は息子にどうしても当選してもらわねばならいのだ。 自分自身のために。 小泉チルドレンを応援している暇はあるまい。
posted by 少彦梛 at 02:53| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月26日

国会議員失格では?

前評判どおり麻生太郎が自民党総裁・総理大臣に就任し、新しい内閣が発足した。 そして、いきなり国土交通大臣の大失言(苦笑)。 共同通信の記事、『中山国交相「ごね得」発言を謝罪』によると、「日本は非常に内向きな単一民族」、「成田空港反対闘争を「ごね得」」、そして、日教組批判発言を撤回し謝罪したそうだ。 その上で、「私人、公人の発言は区別しないといけない」と述べたそうだ。 別の報道では、「国交省の中で仕事をするのが初めてだったのでよくわからない点があった」とも言ったらしい。

だいたい大臣となる以前に衆議院議員なのだから、その発言は常に「公人」として注意して然るべきだ。 大臣としての素質以前に国会議員である資格が無いのではないか。

「アイヌ民族の方々を『先住民族として認めるよう政府に促す』国会決議」はつい3ヶ月前に決議されたばかりで、日本は単一民族国家ではないことは国会議員として理解していて当然だ。

成田の件では「戦後教育が悪かったと思うが、公のためにはある程度自分を犠牲にしてでもというのがなくて、自分さえよければという風潮の中・・・」云々と言ったらしいが、そもそも「公のため自分を犠牲にする」という発想そのものが憲法を遵守すべき国会議員にあるまじき思想ではないか。 「公のために自己を譲る」気構えは国民として必要だとは思うが、国民に「自己の犠牲」を強要するが如くの発言は国民の代表たる国会議員にあるまじき行為だ。 だいたい、中山成彬氏自身、「お金儲けは悪いことですか?」発言で有名な、「自分さえよければ」の代表格である村上世彰被告(元村上ファンド代表)から150万もの献金を貰ってるとのこと。 国会議員として、この「自分を犠牲に」発言は、言う相手が違うんじゃないの?

そして、日教組と大分の教員不正採用を引き合いに出して、今の子供達の学力低下にまで言及していたが、中山成彬氏自身が文部科学大臣を歴任しており、学力低下の責任の一端は自分にもあるはずだ。 文科大臣であった1年強の間、何をしてたのか? その翌年には教育基本法が改正されたのだが、「愛国心」だの「日の丸の掲揚」だの「国歌(君が代)斉唱」だの・・・そんなものを法案に盛り込むためだけに一所懸命だったのか? 子供の学力向上に向けてどんな施策を撃ったのだ?


「国交省の中で仕事をするのが初めて」だったからという問題ではない。 これらの発言は、そもそも国会議員としての資質を問われる発言なのである。 その上、中山成彬氏は自民党の道路調査会の副会長だったこともあり、当時の福田首相に対し道路特定財源の一般財源化を撤回するよう求めてもいる。 国交省の道路特定財源の使い道のデタラメさに国民が呆れている最中、このような人物が国会議員であり国交省大臣であることは、国民にとっては不幸な事態と言えまいか・・・。
posted by 少彦梛 at 22:38| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月25日

原子力と空母

今日、退役予定の通常空母「キティホーク」に代わり米原子力空母「ジョージ・ワシントン」が横須賀港へ入った。 時事通信社の電子版『原子力空母はいらない』によると、横須賀市の公園で開かれた集会では約300人のもが参加し「浮かぶ原子炉は横須賀に来るな」などとシュプレヒコールを挙げたそうだ。

確かに、先月も米原潜のヒューストンが放射能漏れを起こしたまま佐世保港に入港したことが発覚した事などあり、横須賀の市民が不安なのが理解できない訳ではない・・・。 でも、彼らは米空母が日本を母港にするのが反対なのではく、米空母が「原子力発電」を動力にしているから反対なのか・・・。

通常空母なら良くて、原子力空母ならダメ・・・。 もし、そのような理由で反対するのなら、横須賀市市民に限らず反対集会に参加した人々は日本の原子力政策にも反対運動を起こさないと嘘だろう。 横須賀を含め、首都・関東圏は電力の巨大消費地だ。 それを賄う電力の約25%は原子力発電で賄われていることは周知の事実である。 ところが、その原発は首都圏には1基もなく、東京電力は新潟や福島に原発を置き、青森にも2基建設予定であり、かの地の人々に放射能の恐怖を押し付けている。 しかも、各原発で燃え残ったウランを再処理するという名目で、青森の六ヶ所村の再処理工場に放射性物質を送り処理してるが、再処理工場からは国内で1年間自然発生する放射能と同じ量の放射性物質が1日で外部に排出されている。 それが365日、毎日続いているのだ。

 原子力の船だから反対するのなら、反対者は「今後の生活においても一切電気を使うな」と言いたい。 家庭でのCO2排出量を換算すると社会全体の26%といわれるから、原子力空母反対者は自宅で電気を使わなければちょうど相殺されるだろう。 反対者である自分達が放射能におびえて生活するのが嫌なら、他者にその恐怖を押し付けるのは自己矛盾も甚だしい。 自分の家では電気は使わない。 そのくらいの覚悟であれば、私も米原子力空母の横須賀母港反対に賛同しても良いと思う。 ちなみに、米軍の原発だから信用できない、との反論があるかもしれないが、日本の原発だって先だっての柏崎の原発が震災にあった時を鑑みれば信用面では五十歩百歩と言わざろう得まい・・・。


米国空母の日本配備について、ひとつだけ個人的感想を述べさせていただければ、原子力空母G.ワシントンは別に日本を守るために横須賀を母港にしているわけでなく、米国のアジア・極東戦略のため、そして、日本が「おもいやり予算」で乗員が上陸した時の福利厚生の金を出してくれるから母港を横須賀にしてるにすぎないのだ。 そういう意味では私も米国空母が日本の港を母港にすることには反対である。 空母や潜水艦の動力が原子力であるかディーゼルであるかどうかは関係ない。

posted by 少彦梛 at 20:27| Comment(2) | 軍事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月22日

物言い(クレーム)

今日、横綱・朝青龍が4敗目を喫した。 特に相撲には興味はない(苦笑)。 今場所、新しく相撲協会理事長になった武蔵川親方が、ルールを厳格に適用し、両者共に両手を土俵に付いて立会いうよう厳命した。 ルールに反した(両者両手を付いてないのに立つ)場合は、一旦止めて取り直す。 これに「物言い」を付けたのが横綱・朝青龍だ。 もちろん、彼と同じ思いの力士もいるかもしれない。

朝青龍は、今回のルール適用の厳格化について、「直接力士に説明して欲しい」と言ったと聞く。 武蔵川理事長は「ルールを改めて説明する必要はない」と語ったらしい。 また、朝青龍は横綱・白鳳が敗れたことについて、「敗因は立会い。 立会いの厳格化でいろいろな影響が出てる。 息が合ってれば両手が付いてなくても相撲を取らせた方がいい。」といった主旨の発言をしたと聞く。 「今場所が終わってからは力士会でも話し合う」とも言い、まるで理事長が命じたルールの厳格適用に対する批判である。 むろん、これまでルールをきちんと適用してこなかった前理事長以下、行司・審判部にも問題はあるのだが。

翌日、朝青龍は、自らの発言に対し親方衆か誰かより何かを言われたのか、安美錦戦ではこれ見よがしに両手を付いて立ったが、安美錦に左にかわられあっけなく送り出しで敗退。 今日の土俵も、安馬の送り出しに遭い4敗目だという。 もともと朝青龍は片手どころか両手も共に付かずに立ち会うことがある力士と言われてるようだ。 両手を付くことで、自分の持ち味である立会いのスピードを殺すことになり、自分が不利になることに納得がいかないのだろうか。 力士全体や相撲の勝負全体のためを考えての「理事長への物言い」では無く、あくまで個人の都合による理事長へのクレーム発言としか、私には受け取れない。


力士の頂点に立つ横綱による身勝手な「物言い」と違い、ずっと格下、幕下力士がルールに則って「物言い」を付けたそうだ。 読売新聞の電子版、『序二段で控え力士が物言い』によると、序二段の取り組みで控え(次の取組み)の力士が土俵上の勝負の行司軍配に「物言い」を付けたという。 普通は行司軍配(勝敗)に差し違えなどの異論があれば審判が手を挙げ、ビデオなども参考にするなどして審判団で協議し、勝敗、または、取り直しなど決めるのはよくあることだ。 ところが、ルールとしては力士も物言いを付けることができるという。 序二段の星ヶ嶺は「同体(引き分け)だと思ったので手を挙げた(物言い)」と言う。

序二段は番付でいうと序の口の1つ上で、いわば下から2番目のランクになると聞く。 普通の会社なら、入社してまだ2〜3年目の若手社員といったところか・・・。 今回の序二段の物言いは、並み居る部課長級以上(行司・審判)の会議で「それは違う」と意見するようなものではないか。 今回の物言いは、実際には審判団の協議で行司軍配どおりの勝敗となったのだが、力士も物言いを付ける権利があるというルールは、言い換えれば、自分の勝敗には関係の無い相撲もきちんと取組を見定める責務を課しているということではないのか。 そういった視点で見ると、自分の判断を信じて行動したこの若者が、どれほど相撲に対して真摯に取組んでいるかということが見て取れるのではないか。 このことに、私は心から拍手を送りたいと思う。 少なくとも自分に都合の良い事ばかり主張する幕内力士よりは余程良い、とは思いませんか?

これからも関取を目指して頑張れよ、星ヶ嶺。
posted by 少彦梛 at 23:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月21日

映画みたいな事実

AFP通信の電子版によると、米国のスペースシャトルが2機並んで打ち上げ準備してるという。 映画「アルマゲドン」か何かで似たような光景があった気がするけど。 実際には初めてじゃないかな、2機同時の準備は・・・。

(9/25 AFP通信へのリンク追加)

今回は、衛星軌道上にある「ハッブル宇宙望遠鏡」の修理に向かうために、アトランティスを10月10日に打ち上げ予定だという。 エンデバーは、万が一アトランティスに事故が発生した場合に乗員の救出に備えて待機するという。 今回のハッブル修理はそれだけ危険なのだろう。

今回の修理で、ハッブル宇宙望遠鏡は2013年まで寿命が延びるという。 ハッブル宇宙望遠鏡の後継として、2013年に「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」の打ち上げが予定されている。 しかし、役目を終えたハッブル宇宙望遠鏡はどう処分されるんでしょうね。 13m強、11トンもの物体である。 修理を行うのも困難なのに、シャトルでの回収は大変なのではないのか。 それとも、放置されてデブリの1つになってしまうのか・・・。


人工衛星といえば、4万基といわれる人工衛星が地球に接近する小惑星と衝突し、その小惑星が今度は地球に落ちる可能性があるという。 実は、13歳の少年が、NASAが計算したある小惑星の「地球に衝突する確率」は誤りだと指摘した。 アポフィスという小惑星が地球に接近する際に衝突する確率は、NASAの計算だと「4万5千分の1」とされたが、この少年の計算だと「450分の1」いう。 ポイントは、このアポフィスが地球に接近する軌道と地球の人工衛星の軌道が重なること。 人工衛星がアポフィスと衝突する可能性を考慮すると、アポフィスの軌道がずれて2036年の再接近時に地球と衝突する確率が高くなるという。 欧州宇宙機関(ESA)はこの少年の計算した確率の方が正しいと判定したのだ。

このアポフィス、地球に衝突する場合は直径320m・重量2千億トンの塊が大西洋に落下するという。 衝撃波で巨大津波が発生し、多くの沿岸部や海岸線が消滅するとみられている。

映画のような本当の話である。 地球と衝突するかどうかはまだ判りませんがね。
posted by 少彦梛 at 19:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月19日

牛・ホルモン戦争

今日、一連の「事故米問題」で、後5日も任期がない農林水産大臣が引責辞任した。 時事通信社の電子版『農水相臨時代理に町村長官』によると、福田首相も自らの太田大臣の任命責任を認めたそうだ。 個人的感想だが、22日(月)の自民党総裁選を含め、政府として実質4連休後に内閣総辞職する福田首相とすれば「ヤケクソ」なんだろうか。 ただ、そのトバッチリを受ける国民としては、たまったものではないが・・・。

先日記したブログでも、そもそも農水省が「食品と考えていない」と思える輸入米購入行為そのものが問題の根本だと意見したが、実は似たような事象がもうひとつある。 米国産牛肉の輸入だ。 韓国では、現政権が倒れるかと思うほどのデモ・抗議活動が起こった、あの米国産牛だ。

実は日本ではほとんど知られてないが、今、米国とEUの間で米国産牛について「冷戦」が起きている。 韓国で騒乱になったBSE問題ではない。 ご存知のとおり、英国をはじめ、EU域内ではすでにBSE牛が発生しているのだから。 問題になっているのは、牛の生育過程で投与される成長「ホルモン剤」である。 実はこのホルモン剤、女性ホルモンと似た構造なようで、乳癌や子宮癌の多発、乳幼女児の異常成熟(乳腺の膨らみ、異常な早期初潮など)、また、アレルギーの原因など、人体への影響が世界中で報告されていると聞く。 そこで、EUでは、牛へのホルモン剤の使用を全面禁止したのだが、当然、ホルモン剤を投与した米国産牛も全面輸入禁止にしたのだ。 ちなみに、日本では '99年にメーカーが自主的にホルモン剤の承認を取り下げて以降、国内で投与が認められたホルモン剤はない。(逆に言えば投与も残留値の規制もない?)


EU域内での使用はダメなのに輸入品は使用OKだなんて「ダブル・スタンダード」は、EU諸国の国民の健康を考えればあり得ないのは誰でも理解できるだろう。 しかし、これに噛み付いたのは米国である。 自国の生産牛が売れないのだから当然である。 米国とEUの交渉は今も続いている。 ただ、昨今のEUの多くの諸国は自国の「農業」を保護する方向に大きくシフトしており、そう簡単に米国産牛のホルモン剤使用は認めないだろう・・・。

省みて、日本の場合はというと・・・。 EUで問題になっているホルモン剤の使用について、輸入牛には一切規制がない。 米国内の残留基準はあるかもしれないが、日本国内では使用されていないことが前提なので残留基準は無いのだろう。 米国でBSE牛が発生して、米国産牛は生後20ヶ月以内しか輸入させないと制限したため、米国の牛畜産農家は短期で肥えさせるために大量のホルモン剤を投与していると聞く。 国内基準がなければ、どれほどの量のホルモン剤が残留していても輸入に関してはスルーである。 そうであれば大問題ではないだろうか。

そもそも、日本でBSE感染牛が発生してから食用牛は全頭検査が義務付けられた。 ところが、米国の外圧により「生後20ヶ月以下」の条件で輸入を再開し、それに引きずられる形で今年8月から国から都道府県へのBSE全頭検査の補助金が打ち切られた。 これで、生後20ヶ月以内でのBSE発症の可能性に対する検証も事実上打ち切られた。 本当に安全か検証できぬままであり、また、生後20ヶ月以内の牛のBSE検査の技術研究の道も事実上絶たれた。 日本は、生後20ヶ月以内の場合「BSEと確認する方法がない」としてるだけで、BSEで無いとは言っていない。

確かにダブル・スタンダードは自由競争である市場経済にとって良いことではないのは認めるし、するべきではない。 ただ、日本に食品を売り込みたいなら、食に対する「ジャパニーズ・セィフティー・スタンダード」の元で自由競争をしていただきたい。 日本だって、工業製品であれ食品であれ、輸出相手国のスタンダードに沿って商品を輸出してるのだから・・・。 そして、日本政府は、消費者の安全に関わる件に関しては日本のスタンダードを譲ることなく、毅然として諸外国に対応して欲しいと思う。 EU諸国が国民の健康を守るために譲れない条件を死守しようとするように、日本にもその姿勢があれば、今回の農水省が輸入した事故米流通などの問題は起こりえなかったのでは無いか・・・。 私はそう思う。

食の安全に関しても他の件にしても、どこの国、国民のための日本国政府なのだろうか・・・。 良く考えていただきたい。
posted by 少彦梛 at 23:19| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月17日

米国FRBがAIGへ融資

ロイターの電子版『米AIGへの融資決定、FRBの一貫性に疑問符も』でも、FRB側は「AIGの金融市場への関与の大きさにより、行動の必要があった」という。 それに対し、JPモルガンのエコノミストは「FRBは企業を救う理由を明確に説明する必要があり、そうでなければ救済を要請する企業が多数出てくる」とモラルハザードも含め疑問を呈してる。 確かに、AIGはいろいろな債権に「保険」債務保証しているわけだから、この債務保証がAIG破綻で無くなれば多数の金融会社への負の波及効果がおよび、金融システムへの影響の度合いを考慮すれば国家的に救済せざろう得なかったのかもしれない。 また、企業の切り売りを拒否していたリーマンと異なり、株式の80%近くを米国が保有することに合意し、また、経営陣が総退陣することに合意したことが今回の「公的支援」導入といった大きな決断を後押ししたのかもしれない。

ただ、AIG傘下の子会社はどうだろうか。 今日の某公共放送の21時のニュースで、AIG傘下の、たぶんAIU生命の社員だと思うが「ホッとした」という旨の発言をしていた。 ところが、それは早計ではないか思う。 恐らく、米国はAIGのグループ企業は高値で売れるものから順に切り売りしていくだろう。 場合によっては、潰して清算してしまうこともあり得る。 日本の生保の場合は破産しても最悪の場合は「生命保険契約者保護機構」に強制加入させれているから大丈夫との声もあるが、これまでの例だと受け取れる保険金額が大幅減になると聞く。 AIUやアリコの財務状況は良く知らないが安穏とはしていられないのではないか。 しかも、今回のFRBからの繋ぎ融資の前に、NY知事は、AIGの資金繰りを支援するため、同社がグループ内で200億ドルの資金を融通することを許可した。 AIGに、資金を保険子会社から親会社に移すことを認めたのだ。 これが日本のAIG子会社にどう影響しているのかは、報道などでは語られていない。


私は経済素人であるから軽々には言えないけれど、不確定要素が多すぎ、今回の米国の対応を日本経済に対するひとつの安心材料になるとは考え難い。

IMF専務理事が「金融危機の最悪期はこれから訪れ、問題に直面する主要金融機関が今後数カ月でさらに増える可能性がある」と述べているという(ロイター)。 今回のFRBによるAIG救済は一時しのぎであり、米国の金融危機はまだまだ膨らむと見るべきだろう。
posted by 少彦梛 at 21:39| Comment(0) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月16日

リーマン・ブラザーズの経営破綻

米国第4位の証券・投資銀行会社が倒産した。 「あぁ、やっぱりか」というのが個人的感想だ。 もっとも、「後だしジャンケン」な発言と言われても言い返せないけど(笑)。 米国第3位といわれるメリルリンチは「株式交換」という形でバンク・オブ・アメリカの傘下に入るという。 いくら米国財務省やFRBの仲介下で複数の金融機関と売却の交渉を行っても、リーマン・ブラザーズは買収する価値(費用対効果)がないと判断されたのだ。 公的資金の支援でもあれば違ったかもしれないが、「米国が推し進めている市場経済の理論の下」ではありえない。 それが小泉元首相も推進した「市場原理」だ。

多くの人は「あんな大手が信じられない」とか「米国政府が公的資金なりを入れて救済するだろうと思っていた」とか・・・報道のインタビューで答えていたが、それは甘すぎだ。 21時の某公共放送のニュースで、経団連の会長ともあろう者が「あんな大手が倒産するなんて信じられない」といった旨の発言をしてたが、その発言は笑止千万だろう。 某被告人ではないが「想定の範囲内」とぐらい言えないのか。(苦笑) 外需だのみの企業の代表取締役会長で、東証一部上場企業を中心とし財界の中心ともいえる経団連の会長がこの程度では、日本企業の将来も先が知れるというものだ。


ところで、今回のリーマン・ブラザーズの連邦倒産法適用について、日本政府首脳も能天気だ。 ロイターの電子版によれば、
官房長官は「国内金融面への影響は限定的」
経済財政担当大臣は「一気に外需落ち込み深くなると考えられない」
金融担当大臣は「日本の金融機関の経営に重大な影響与えず」
だそうだ。 あきれる話しである。 確かにリーマン・ブラザーズ1社が破綻したところでそれが直接影響する分は問題ないだろう。 ところが、今起きてる「事故米問題」と一緒で、直接リーマンと取引きしてなくとも、いろいろな金融会社を経由してる分を考慮すればそんな悠長なことを言っていられるはずは無い。

そして、彼らが口々に「欧州・米国の財務当局とは緊密に情報を交換している(から安心、問題ない)」と言うが、他国はまずは自国の国益を優先する。 言い換えれば、時によっては「日本はどうなってもかまわない」という行動に出る(もちろん日本に悟られないように)ことを理解してるのか甚だ疑問である。 それとも、もう頸元の涼しい現政府首脳陣には日本経済の先行きは「他人事」なのだろうか・・・。


現経済財政担当大臣が発言したとおり与党の大多数は「対外的要因が解決されれば、(日本経済は)おのずと戻ると確信している」のだろうから、米国経済頼みの日本経済は先行きは暗い。 しかし、経済政策について無為無策の現日本政府では、仮に短期的に米国経済は現状を維持しても、次の総選挙(衆院選)の投票日前までに日本の株価(日経平均)は1万円を割る・・・、当たらなければ良いけど、そんな気がしてならない。 
posted by 少彦梛 at 22:33| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月13日

政府輸入米

現在、基準を超える残留農薬やカビの発生といった食品に適さない「事故米」といわれる汚染されたコメが、食品加工用米に転用され流通したことが大問題になっている。 残留農薬は日本では禁止されているメタミドホスであり、つまり事故米のほとんどは輸入米と考えられる。 時事通信社の電子版『事故米』によると、この5年半の間に約7400トンの事故米が政府から業者に販売されたという。 仮に事故米全てが輸入米とすると、単純計算で輸入米の約0.2%が事故米だったことになる。

しかしながら、元々買い手の付かない事故米であるから、実はメタミドホスなどで汚染されたまま政府として保有している事故米の量は、輸入米の1%未満程度といった規模では済まないのではないか? 野田消費者行政担当大臣は「万が一入ってきたら廃棄をしなければならない」と記者会見で述べたが、実際には事故米の量が多すぎて農水省も廃棄しきれない可能性がある。 大量に廃棄すれば、更に農水省の責任が問われるのは目に見えているから・・・。

本来なら輸入の時点で汚染と判明すれば、輸入米を日本に売った商社などに突っ返すのが筋なのではないか。 第一、汚染米は食品衛生法により「食品」として輸入できない。 ちなみに、糊などの工業用原料としての国内でのコメの需要は皆無といって良い。
政府は、輸入米を「食品」として購入しているのか?
それとも「工業用原料」として購入してるのか。


政府はコメ輸入に際して、根本的なところから間違いを犯しているのではないかと思う。 一般企業が食品として輸入できない汚染米でも「政府」は輸入できる。 そもそもその処が私には納得できない。 推察するに、政府は「商品」として輸入米を購入しているのではない。 だから輸入米の扱いがぞんざいとなり、今回のような事件が起きるのだ。 実はここが一番国民にとっての背信行為だと思うのだが、報道各社がその点を追求しないのは何故なのか。 報道は、事故米売却企業へ96回も立ち入り検査をしても農水省が事故米の食品転用が見抜けなかった、ということに矮小化されている。 一番の悪は事故米を食品転用した企業であるのは確かだが、私は報道各社の姿勢にも納得できない。


そもそも、政府が国外からコメを買い付けているのは、GATT(ガット)のウルグアイ・ラウンド農業協定のミニマム・アクセスに基づくものとされている。 政府はこれを「コメの輸入義務」のように喧伝し、年間75万トンを超える輸入米を購入している。 しかし、ミニマム・アクセス米は「輸入したい人にはその機会を提供せよ」という意味のもの( '99年の政府答弁概要)。 関税について、輸入量が前年の日本国内の米の消費量の8%までは低率の1次税率、それを超える輸入分は高率の2次税率となっている(関税割当制度参照)だけだ。 日本として、コメの輸入義務があるわけでない。

現在に適用するのは妥当ではないかも知れないが、農水省の資料によれば '00での換算では1次税率は400%強、2次税率が約500%弱に見て取れる(1次税率分は政府が購入・291円/kg以内、2次税率分は341円/kgなので正確な関税率は不明)。

政府による今年度第1回目の輸入米は、玄米1トン当たり約10万円で購入したと聞く。 日本の米の政府買い入れ価格は、米の等級にもよるが玄米1トン当たり約23〜5万円くらいだろう。 素人の単純計算なので正確性に欠けるし、また、現在は穀物市場が高騰しているので一概に言えないが、200円/kgの関税(20万円/トン)をかければ、国産米も充分輸入米に価格でも対抗できるのではないだろうか。 もちろん、現在政府が購入してるのは恐らくジャポニカ米では無いと思われるので、「輸入機会提供」による米国産こしひかり等の輸入米との競争の考慮も必要ではあるが・・・。

安全保障としての食糧自給率の向上など、農政として考えねばならぬことは確かにある。 しかし、そろそろ政府による輸入米の購入は止め、新しい農業政策に転換することが必要ではないか。 今回の事故米の食品転用事件の報道を見るにつけ、私はそう思えてならない。 
posted by 少彦梛 at 15:51| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仏作って・・・魂入るか

読売新聞の電子版、『殺処分を半減へ』によると、環境省が「飼い主が飼えなくなって行政が引取った犬猫の殺処分を9年間かけて半減するため、来年度から '17年までに90ヶ所の施設整備に予算をつける」そうだ。 今までも自治体へワクチン接種代などの補助をしてきたそうだが「抜本対策にはハード面の整備が欠かせないと判断」したそうだ。

施策としては支持するが、心配なのが「環境省がどこまで本気なのか」だ。 これまでも行政の「ハコモノを造ってヨシとする例」は沢山ある。 今回の収容施設整備、所謂ハコモノ建設もその一例に加わるだけにならないように願いたいものだ。 実際、殺処分を半減するためには新しい飼い主が見つかるまで、棄てられた犬猫を税金で養っていかねばならない。 問題はこの負担をどこに求めるかだ。 先月、当ブログでも「ペットたちの安寧の時代は来るか」の記事で取り上げたが、ニンゲンの身勝手な都合で遺棄され犠牲になるペットは後を絶たない。 その上、犬猫を商売道具としか見ていない輩も多い・・・。 そんな無責任な輩の尻拭いのために税金を投入するのに異論がある人も多かろう。 そういう意味では、犬猫などを商売に利用する事業者から特別税や保証金を徴収するなり、また、動物愛護法を強化し違反者の取り締まり強化(現在は、例えば動物遺棄も現行犯でなければ摘発は困難)・罰則の厳格適用など遺棄させない取り組み・・・愛護動物保護を持続可能とする仕組みも含めて取組むべきではないか。 個人的にはそう思う。

施設といったハードの整備も確かに必要だが、本来の目的を達成するには、それらを維持したり継続して正しく運用していくといったソフトの面が何よりも重要なのだ。
posted by 少彦梛 at 10:32| Comment(0) | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月11日

日本の行く末を決めるのは総選挙

昨日10日、自民党総裁選の告示があり5人が立候補した。 個人的見解だが、それぞれ「帯に足りず、タスキに短し」だ。 先日友人に合った時、このブログは「難しくて分からない」と言われてしまった(笑)。 さもありなん。 自分自身、ここのところの記事を読み返してもワケワカンナイ(爆)。

さて、今回の自民党の総裁選だが、自民党員や自民党支持者を除けば、あくまでも自民党というコップの中の嵐であることを国民の皆さんは忘れないで欲しい。 そして、今回の総裁選は「政策論争」であると喧伝されているが、笑っちゃう話である。 裏を返せば、自民党はこれまで「政策」を論じてこなかったということだろう。 政党、国会議員は政策を論じ、それを法律にするのが国民から負託された仕事ではないか! それを今更論じようなんて、この2年間(安倍、福田が政権を担ってきた期間)党内で議論していなかった証であろう。 自民党議員全てが職務放棄してた結果である。

コップの中での政策論争は勝手にやってもらうとして、これも個人的に感じてるだけのことだが、景気回復を求める国民も老後を含め社会保障を求める国民も最も頭にきているのは「官僚」支配の現在の行政のありようだろう。 憲法の定める「議員内閣制」ではなく事実上「官僚内閣制」であることは、国民全てが感じていることだろう。 つまり、国民は、自民党の総裁が誰であろうと、次の総選挙では「誰が官僚の首根っこを押さえることができるか!」を投票の基準に置かねば日本の明日も自らの明日も無いことを肝に銘ずるべきではないだろうか? そういう視点で今回の自民党総裁選の立候補者を見てみよう・・・。

まぁ、五十音順で・・・
●麻生太郎
 報道では◎の本命らしい。
 が、あの政権投げ出しの「安倍」「福田」にすら、かつての総裁選で負けるくらいだから・・・、自民党の評価は両名以下の政治家?(笑)。
 ロイターの電子版、『自民党総裁選:麻生太郎氏の公約』を読んでも意味不明の政策、具体的に何をしようとするのか判らない。

●石原伸晃
 個人的には、総裁選はともかく、次期総選挙のための売名のための立候補でしかないと・・・そう思えます。
 ロイターの電子版、『自民党総裁選:石原伸晃氏の公約』では「心のかよう改革続行宣言」だとか・・・。 じゃぁ、今までは心の無い構造改革だったと認めるんですね(爆)。 実際公約を読んでいただければ判りますが、まぁ意味不明。 実現のための方策皆無の支離滅裂型公約ですな。
だいたい、小泉政権で国土交通大臣になって「無駄な道路は一切作りません」と言い切ったはずなのに、猪瀬氏と大宅女史の官僚傀儡委員会の言いなりとなり、結局、無駄な高速道も造り続ける法案を通すお膳立てをした人物だから・・・。 総理大臣になっても、福田氏と同じく官僚の言いなりでしょう(笑)。

●石破茂
 もし・・・もし、自民党が変われるとすれば、蜘蛛の糸ほどの細い糸でしかないが、彼しかいないかも・・・。
 ちなみに、彼の政治思想は、私個人としては受容れがたいのですが・・・(苦笑)。
 ロイターの電子版、『自民党総裁選:石破茂氏の公約』 
はっきり言って、軍事オタクの石破氏は日本を危うい方向(戦争)に導きかねがいが、一点だけ評価できるのは「官僚主導の政治からの脱却」を掲げていることだ。 ただし、日本の景気浮揚策は期待できない(苦笑)。 実行力に疑問符はあるが、今の自民党の対極にある公約と言えるかもしれない。

●小池百合子
 もぉ・・・箸にも棒にもかからない候補者でしかない(笑)。 女性陣には叱られるかもしれないけど・・・(汗)。
 ロイターの電子版、『自民党総裁選:小池百合子氏の公約』
 「日本、もったいないぞ宣言」って何?? 5人の候補者の中で一番の「机上の空論」である。 「日本が生かしきれていない潜在力」と言うが、『潜在力』とは何ぞや? 彼女の言い分によれば「省エネ技術」などがその潜在力らしいが、以前当ブログでも書いたが3年間も環境大臣の任にあったにもかかわらず、京都議定書の’90年比CO2−6%を達成すべきところを+14%となったのはこの方が成すべき大臣としての任務を遂行しなかったからだ。 しかも防衛大臣の時には、「事務次官と連絡すら取れない」といった国防上最も重要で最低限必要な体勢が取れていないという恥を世界に晒した張本人だ。 こんな人物が自衛隊の総指揮官(=内閣総理大臣)だと知れば、将軍さまが病気療養中と噂される某国の軍部トップは安心して無理難題を日本に押し付けてくるだろう・・・。
所詮、石原氏と同じ、次期総選挙のための売名のための立候補でしかないと・・・そうとしか思えない。

●与謝野馨
 うーん・・・。 5人の中で一番の政策通と言われるけど・・・。
 ロイターの電子版、『自民党総裁選:与謝野馨氏の公約』「あたたかい改革」は、今までの与謝野氏の持論を自ら封じ込めているようにしか感じられない・・・。
経済財政政策担当の与謝野大臣は8月7日の記者会見で、日本が景気後退局面に入っていることについて以下のように述べた。
 「日本経済が回復局面にもう一度向かうためには、米国はじめ諸外国の経済状況に依拠するところが大きい。」
 「対外的要因が解決されれば、(日本経済は)おのずと戻ると確信している。」
要は、日本の景気は米国初め外需だのみ・・・と言い切ってると同じである。 当ブログの「今日のは・・・支離滅裂だな」でも記述したが、現在の日本が不況なのは、小泉政権以降、構造改革などと国民を煙に巻きながら外需頼みの経済政策を突っ走ってきた結果だということを理解していないようだ。 この7年間、内需拡大の政策は一切とってないのだから・・・。 こういう人物が一国の首相になっても我々が景気回復を実感できないことは肝に銘じておくべきだろう・・・。


アメリカの大統領選に向けて、民主党のオバマ氏は共和党の言う「Chenge」に対しこう言ったらしい。
 「腐った魚を紙に包んでも(ブッシュ政権の)8年の後では、やっぱりくさい」
いやぁ〜、そのとおりだと思う・・・。
「政策論争」などと飾ってみても、全員が小泉政権の閣僚だし、いくら新しい「熨斗紙」を付けてみても官僚主導の腐敗政権の悪臭は消えはしまい・・・。


国民から観て意味の無い「自民党の総裁選」は高みの見物を決め込んで、次回の総選挙で「誰が(どの党が)官僚の首根っこを押さえることができるか」を見極めて投票すべきだと、そう思う。 投票するのは民主党か共産党か国民新党か・・・他の党か、は皆さんの判断にお任せするしかありません。 ただ、棄権することの無いように皆さんにはお願いしたいと思います。 民主主義は、Bestを選択する思想ではなく、more Betterを選択するシステムなのだから。


追記:今日はNYの同時多発テロが起きて・・・7年。 お亡くなりになった方々のご冥福を改めてお祈り申し上げます。
「テロとの戦い」については、また別途、本ブログで取り上げてみたいと思います。

後記:オバマ氏の「口紅発言」は英語における慣用句の一種と思っておりましたが、現在米国内でも論争になっていることから、削除致しました。 当記述によりお気を悪くされた方がいらっしゃいましたら、ここに深くお詫び致します。(9/12)
posted by 少彦梛 at 23:26| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月06日

深読み?(笑)

前回、「福田氏の総理大臣辞任について、もうしばらく時間をかけて整理し、機会があればまた」と書きましたが、福田総理が辞任を表明しても彼には心残りが2つあるのではないだろうか? 福田氏は彼の父も総理大臣だったのだが、その父が首相を追い落とされ(総裁選で大平氏に敗れる)慙愧に堪えなかったとも言われている『サミット議長』と『解散』。 福田康夫氏は総理大臣となって、今年、サミットの議長を勤めることができた。 父の無念を晴らせた・・・と思っているのでしょうか。 読売新聞の電子版、『「10月上旬解散」濃厚』によると、「24日の臨時国会で新首相の所信表明演説と各党代表質問を行い、10月上旬に衆院を解散する方向で、自公・与党が調整に入った」らしい。

福田氏が総理大臣になった時、「サミット議長をし、自分の手で衆議院の解散・総選挙を行いたい」想いがあるとか、後には「生意気な安倍前首相より永く総理大臣を務めたい」とか・・・口さがないタブロイド紙は書いてきた。 その、前首相の在任期間を超えるためには、福田氏は9月26日まで首相の座に留まらなければならないらしい。 24日の臨時国会で内閣総辞職すれば前首相の在任期間には届かない。 かつて、父、福田赳夫氏も事実上「解散権」を封じ込められた訳だし、公明党や自ら率いる自民党の一部勢力に屈したことなったのは不本意だろう・・・。


しかし、福田氏には念願成就の手立てがひとつ残されている。 それは、9月24日に開く臨時国会で福田首相が総辞職せず、自ら冒頭解散をうつことだ。 これならば、福田氏の念願である(かどうか分からないが)「衆議院の解散」も出来るし、総選挙後の特別国会で新しい内閣の首班指名がなされるまで総理大臣を続けることができる。 つまり、安倍前総理の在任期間を超すこともできるのだ。 自民党も、総裁選のお祭騒ぎで党としての支持率を上げて総選挙になだれ込めるし、誰が新総裁になっても所信表明演説でボロが出る心配もないし、なにより解散を含めて責任を全て福田氏に押し付けることができる。 党としても万々歳だ。 

もちろん、福田首相による臨時国会冒頭解散説は私個人の戯言だ(笑)。 実行されれば前代未聞だ。

ただ、福田首相の辞任会見後のニュースショーなどが行った街頭インタビューで「総理だけでなく議員辞職すべきだ」という方も多かったように思う。 福田氏自身は来る総選挙には立候補すまい・・・。 まあ、今回の辞任劇で評判を落としているし、恐らく、総理大臣政務秘書官でもある息子が地盤を譲られる形で立候補するであろう。 今、福田氏が議員辞職しないのは、国会議員でなくなれば総理大臣を続けることができないためであり、即国会を開いて新しい首相を決めなければならないからだ。 自民党の次期総裁が決まっていない今の時点で福田氏が国会議員の辞表を出すことは、自民党も公明党も許さない。 だから、恥を晒しながら残り2週間余り首相と議員を続けなければならない意趣返し・・・という意味で、先の「福田氏による冒頭解散」もあり得るかも? 

posted by 少彦梛 at 21:23| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月01日

あきれた話・・・

総理大臣が2代続けて突然辞任という国民に対する「自爆テロ」・・・。 ビックリするどころか呆れました。 いや、今回は「公明党と自民党に対しての自爆テロ」の意味合いが、福田氏の心の中では強いのかもしれない。
毎日新聞の電子版で8月25日付けの記事、『福田首相:うっかり連発』を読んだ時、解散総選挙までは持たない(辞める)かなと思ったけど、安倍氏に引続き想像していたより早い辞任だ・・・。

辞任会見では、前回の国会で審議に応じなかったと民主党を責めているが、最後っ屁というものだろう・・・。 

安倍氏以上に突然(私としては)だったので、今回の福田氏の総理大臣辞任について、もうしばらく時間をかけて整理し、機会があればまたこのブログで取り上げたいと思う。
posted by 少彦梛 at 21:47| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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