2008年12月24日

点滴って…今や看護師さんも出来るんだ。

私自身が古い人間なので、最近まで「点滴(針を入れる)」は医療行為として、医師がやらなければならないと思ってました…(苦笑)。


実は、少し前から左扁桃腺に違和感があり、月曜日(22日)から飲み食いすると痛み、昨日は左耳に違和感が出て、今日には軽く痛むので、思い切って(?)「耳鼻咽喉科」に行って診察を…。 診察の結果『扁桃周囲膿瘍(へんとうしゅういのうよう)』…って何じゃそりゃ? CTは撮ってないが、所見では緊急手術もあり得ると…。 とは言え、小さな総合病院で口腔外科(?)的手術施設も無いし、先生も某大学付属病院からの派遣で来ていただいてる医師なので、病院現場では現実的には切開は無理。 それにもう、年末年始休に入るから…(笑) あ、私は元々扁桃腺肥大なのだが(苦笑)。 熱は無いと思っていたが、測ってみたら37.4℃(驚)。 抗生物質の経口投与ではなく、今日、明日と点滴注射で抗生物質(ペントシリン2g)を投与し様子を見て、明後日、金曜日にその某大学付属病院の耳鼻咽喉科で最終判断することに。

点滴・・・と聞いて嫌な予感が。 案の定(?)、点滴管を3mmほどの気泡がツツーッと静脈の中に。
( ̄□ ̄;)  まあ、この程度の気泡が入っても特に人体に影響無いのだとは思いますが。

何故、点滴で嫌な予感がしたかというと、受け持ちの看護師さんが、恐らく何年か医療の一線から離れていた方で、今年復帰された方だと思っていたから。 恐らくお歳も私より10くらい上だろう。 半年程前、CTを撮る必要となった時、造影剤の針を入れてくれた看護師さんがこのお方だった。 あの時は、針がちゃんと入ってなかったのか、造影剤が静脈から漏れ出し、コブシ3分の1程腕が膨れ、血も外へ溢れ出した・・・。 そこそこ痛かった (T_T)

私は、この看護師さんを責めるつもりはない。 ブランクもあるのだろうから仕方が無い。 病院側も責められない。 恐らく、病院単体では赤字経営だろう。 少しでも人件費を減らさねば廃院となろう。 そうなると、最終的に困るのは我々患者だ。 私の場合は、いくつかの持病を抱えているので、内科、外科、整形外科(スポーツ医学)、リハビリ科は必須なのです。 また、この医院には眼科と耳鼻咽喉科が、非常勤といえど存続してるのには安心感もあります。 ある意味、小さい病院の利点として、院内の小回りが聞き、患者に行き届いた診療サービスも可能なのかもしれない。

今回の耳鼻咽喉科を受診したときも、内科のカルテも取り寄せて診察してもらった。 これまで処方された口径抗生物質の種類、それから、以前『ムンプス(通称おたふく風邪)』罹患(生涯2回目の高熱)以降、私の扁桃腺肥大の状況は毎回内科が確認してくれてて、簡単ではあるが咽喉内の状況変化のスケッチを先生が書いていたこともある。 これは、私の6週間毎に受ける定期内科検診日(金曜日)には、院内の耳鼻咽喉科が休診日重なったこともあるのだが…。 これを同じように、一般の開業医を何件も廻るようになれば、受診のカルテをお金を払ってのコピー開示を求め、患者自ら持ち歩く必要があるし(まあ、ICカード化の議論もあるが)、かなり大変だと思う。

閑話休題

先日、某TV報道で、出産子育てで医療現場を離れた、内視鏡がご専門の女医さんが以前の職場に復帰を求められ、復帰のための研修を受ける模様や、また、お子さんの託児、学童保育の重要性を取材・放映していた。 医療崩壊の進みに少しなりともブレーキをかけるには良い取り組みだと思う。 また、これから医療第一線で働くことになる20代の層の医師をみれば、現在の女医さんはすでに3分の1を超えてるとか…。 であれば、先のような医師復帰、院内託児所開設はいい事だと思う。

現在の医師不足、看護師不足を解決する「ツナギ政策」として、家庭の事情などにより「医師、看護師を一旦やめざろう得なくなった」が「復帰を望む医師、看護師」が働くための『再研修制度』や『託児所の整備』など、政府が先等に立って、早急に対策を広めて欲しいものだ。 病院側としては、特に当直の必要な医院では、今の診療報酬の中では、医師、看護師の『託児所の整備』などを自力で行うのは難しいだろう・・・。 また、将に、総合病院などは、今すぐ医療現場の労働環境の整備を始めなければ、現在20代の女医さんの将来の離職率はグンと上がり、医師不足が加速すると思うのだ。

医療、介護は、これからの日本に極めて重要な「インフラ」だと私は思う。 もちろん、ソフト面(人材)が優先だろう。 ハードは、例えばNICUなどの不足分は別にして、可能な限り現有ハコモノを有効利活用(介護施設等は赤字公共施設の改築など)を可能とすべく、政策を見直して欲しいモノだ。


話は変わるが、
「点滴」といえば、今日、共同新聞の電子版「娘の点滴に腐敗水・殺人未遂容疑で母逮捕」によると、「母親が集中治療室(ICU)で、入院治療中の娘の点滴回路の管に、腐敗した水を注射器で注入した疑い」により、殺人未遂容疑でこの母親を逮捕したということだ。

自分の子供を虐待したり、また、死亡させたりする事件は1年間に数十件はあると思うが、このような事件は例がないだろう。 他の報道によると、母親は「(病気になれば)ずっと付き添って看病してやれると思った。殺すつもりはなかった」と供述しているとも聞く。
また、他紙では、子供などをわざと傷つけて看病するような行動がみられる「代理ミュンヒハウゼン症候群」(Wikipedia)だった可能性があるとの見解も報じているが、実際にはまだ良く分からない。 が、空恐ろしい事件だと思う。

今回の事件の模倣犯が現れないことを願いつつ、マスコミなどはこの事件を「ワイドショー化」することなく、一定の配慮ある報道するをしていただきたいと思う。 特に、「代理ミュンヒハウゼン症候群」といったものは一般社会に全くといって認識されていないものであろうからこそ、マスメディアには「憶測報道」や「警察発表垂れ流し」、また、「メディアスクラム」の無いようにし、充分な裏づけに基づいた報道をして頂きたいと願うものである。
posted by 少彦梛 at 23:51| Comment(0) | 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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