2009年02月13日

コップの中の嵐

2月5日の衆議院での予算委員会で「郵政民営化には賛成じゃなかった」から始まった、麻生総理の一連のドタバタ劇。 アホらしくて無視してましたが・・・。


昨日、12日、自民党党本部で開かれた「郵政民営化を堅持し推進する集い」の役員会が行われた。 中川秀直元幹事長、武部勤元幹事長、石原伸晃幹事長代理、塩崎恭久元官房長官、小池百合子元防衛相に、05年の総選挙で初当選した「小泉チルドレン」ら18人が出席。 そこでの小泉純一郎氏の「挨拶」の発言について、TVや新聞の報道各社は色めきたって騒いでた。 

時事通信社の電子版『小泉元首相の発言要旨』によると、麻生総理の「郵政民営化見直し」発言に業を煮やしたのか、小泉氏は、「最近の麻生太郎首相の発言について、怒るというよりも笑っちゃうくらい、ただただあきれているところだ。」などと発言。 最後には、「定額給付金についても、(中略)、3分の2を使ってでも成立させなきゃならない法案だとは思ってない」とも言ったらしい。

お調子者、かつ、お追従議員、山本一太氏は「元首相が本気で怒った姿を久々に見た。完全に戦闘モード」とか言っていたが、彼が本気でそう思って言ってるなら馬鹿馬鹿しい限りだ。 また、TV報道は、片山さつき議員や佐藤ゆかり議員なども小泉氏へのおべんちゃらを言っているのを放映していた。 だったら、あんたら、コイズミという張子の虎の射なぞ借りずに、渡辺喜美氏のように自らの行動で示せよっ、と思わずツッコんでました(爆)。

確かに、気位だけは高い小泉氏が、自分の実績と誇る「郵政民営化」をまるで失敗のようにケチをつけられ頭に来ているという、というのはあるだろう。 しかし、今の政治状況を憂いてとか、国民のためにとか、あるいは、自民党のために、といった想いは小泉氏の頭の中にはあるまい。 しかも、報道にある会合出席者達は、一部を除き、次の総選挙でも「小泉人気」にあやかって戦いたい、頸元の涼しい連中ではないか。 参議院議員の山本氏は置いといて、選挙地盤が磐石と目される議員はほとんどいない。 石原氏、小池氏とも例外でない。


ところで、私としては、今回の小泉氏の発言は、自分の息子に地盤・看板・カバンを譲ったものの、このままでは不人気の麻生総理に足を引っ張られて息子が落選しかねない状況なので、今からエクスキューズ(弁解、いいわけ)を出してるに過ぎない・・・と見ている。 つまり、自己都合だ。


だいたい、今更、『政局より政策優先だという国民の声が強いから、衆院の意見、参院の意見が違ったら、どういう政策ならば、対策ならば、国民が満足(するのか)。 納得できるような案をよく協議してもいいのじゃないかとわたしは思っている』と小泉氏が言うのは虫が良過ぎるってもんだ。 郵政民営化法案で、衆議院の意見(可決)と参議院の意見(否決)と両院の意見が違ったら、協議もしないで、即「解散・総選挙だ」と言ったのは小泉氏、あなた自身ではないか。 今更小泉氏が「納得できるような案をよく協議してもいいのじゃないか」と言ったって、無責任で空虚にしか聞こえませんな。 

「定額給付金の再可決無用論」も、小泉氏自身がロシアに行ってる間に衆議院で再議決されると見られていたことから「関連法案は、自分の居ない間に決まった事」にしてしまう目論見だったのではないかと邪推してしまう。 そういう意味では、同じく時事通信社の『補正関連、採決は再来週以降』の、「民主党の輿石参議院議員会長は、小泉氏の帰国を待って法案の扱いをしていったらいいと発言」は面白いと思う。 小泉氏が、定額給付金を含む補正予算関連法案の再可決の場でどう行動するか、見ものだ。(笑)。


閑話休題

先にも書きましたが、小泉氏の今回の発言はあくまで「自分(息子)本位」のモノだと思うのだが、マスコミは『倒閣運動に発展も−自民(時事)』とか、「弱った内閣たたかないで(共同)」(爆)とか、「首相に苦言=公明(時事)」とか・・・。 いやー、この調子でマスコミはどんどん自民党内の不協和音について騒いで欲しいですねー。 

国民としては、自民党が自滅するまでほっときゃいいんですよ。 というより、当面、自民党が瓦解するまで待つしかないのが辛いところですね。所詮、国民の方を向いていない、自民党というコップの中のクダラナイ内輪もめなんですから・・・。

昨年の9月1日に福田前総理が「俺、やーめぇーたー」と言ってから政府与党の内輪もめで事実上の「政治空白」が続いているわけだし、次の総選挙で新しい政権ができるまで「政治空白」が続くのは目に見えてる。 新政権が誕生して初めて・・・、漸くマトモにこの国の経済対策の議論が始まるのだと思います。 

ところで、福田氏が総理総裁を辞任したことについて、彼の孫娘が「(責任から逃れて)ラクになりたかったのよ」と言ったとか・・・。 さて、真相はどうなんでしょうね?

簡保の宿→続きを読む
posted by 少彦梛 at 23:00| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。