2009年05月06日

日本脱出…する?

日本脱出といえば・・・小松左京の「日本沈没」というSF小説がありますねえ。 原作は読んでないですが、映画は2006年版より1974年版の方が好きです。

いや、のっけから話が逸れましたが、今日、6日、某公共放送局が「“35歳”を救え」と題したドキュメンタリー・教養(自称)番組を放映していた。

『今後20年に渡って社会の中核を担う35歳1万人にアンケートを行い、「20年後の日本」をシミュレーションしたところ、中間層の崩壊が急加速することが明らかになった。これからの日本を支える今の30代が安定した収入を得られず、家庭や子供を持てないと、税収や消費が落ち込む一方で福祉コストが嵩む超コスト負担社会になり、日本は衰退を免れない。』だそうだ。 (ーー;)

途中まで観ていたが、「何を今更」という感じ・・・。 第一、国民から受信料を強制的(法に定められているから)に徴収するため財政基盤が安定的で、そういう意味では競争相手のいない「安定的な収入のある」この企業が本気で取組んでいるとは思えない。

例えば、5月1日の時事通信社の電子版「厚生年金積立金、31年度に枯渇」でも報じられているが、この公共放送局はメインのニュース報道で取り扱っただろうか? もちろん、この厚生労働省の「物価上昇率などの経済指標が過去10年の平均値で推移した場合、22年後の2031年度には厚生年金の積立金が枯渇する」という試算は、民主党の要求を受け作成したものであり、日本政府の公式見解ではない。 だから報道しないのか?・・・この公共放送局は。 

当ブログの「偽装立国「ニッポン」(その3)」でも、日本政府による将来の年金給付について記事にしましたが、この時、この放送局は政府発表をそのままニュースとして垂れ流しただけだったように記憶している。 ニュースの中でも「福祉コストが嵩む超コスト負担社会」になる可能性は全く触れていなかったと記憶している・・・。


そもそも、政府の試算の「現役収入比で50.1%支給」は、年金の納付率が80%を前提した計算だという。 年金の納付率をどのくらいに見込むかは、年金支給額の試算において重要な要素だが、2008年度(09年1月まで)の納付率が61.1%しかないのだ。 この点を野党から攻められた舛添厚労大臣は、「今後納付率がどうなるかは、神のみぞ知るだ」(要旨)と発言。 あきれちゃうくらい無責任な答弁を行った。


「あの(笑)」産経新聞ですら、電子版「エンジン全開の舛添厚労相、大丈夫?」との記事の中で『厚労省内からは「大臣は自分に都合の悪い話になると表に出てこない」(中堅職員)との声も聞こえている。』と報じられる有様だ。 まあ、これは新型インフルエンザ騒動の一幕ではあるが、舛添厚労相は一事が万事この調子ではあるまいか。 国民向けには受けの良いことばかり記者会見で言っているが、厚労行政はもう泥沼・・・、いや、泥縄状態と言えそうだ。


閑話休題

実際のところ、国民の生命を守るため、その一翼を担う防衛省は予算拡大の一途なのに、もう一方の翼である厚労省はガタガタといってもよいのでなかろうか?

偽装派遣の問題など不備だらけの「派遣業法」と、不況に対する雇用対策が追いつかない労働行政。

やるやる詐欺と揶揄され、最後のひとりまで回復できそうにない「消えた年金問題」。 労働基準法違反にあたる勤務医の頑張りだけでギリギリ完全崩壊を踏みとどまっている「医療問題」。 ”自立支援”との美名の下、自立困難な重度の障害がある方からも一律1割負担を求める「障害者自立支援法」。 その他、人材難と経営困難で悲鳴の上がる「介護保険」などなど・・・。 自分の子供のためには、死んじゃうリスクより長生きした方のリスクの方が大きいのではないかと思えるほど、問題だらけの厚生行政・・・。  (ーー;)  


30代・40代で、もし資産があれば、とっくに日本から逃げ出しているでしょうね。 私ならそうしたい。 が、お金が無い・・・(苦笑)。

また、子供のために、アメリカやフランスで出産する日本人も今後はもっと増えるでしょう。 22歳までに「日本国籍」とするか「出生国の国籍」とするか、子供自身の幸福に対する選択肢が広がりますからねえ・・・。


少なくとも、議院内閣制であるはずなのに「官僚内閣制」と揶揄される日本の政治構造そのものが変わらなければ、将来の『日本は衰退を免れない』でしょう。

某公共放送局は、どんどん「官僚内閣制」の問題点を追求することこそ、受信料を払ってくれる国民『ミナサマの』ためなると思うんですが・・・できっこないんでしょうね(苦笑)。 

posted by 少彦梛 at 22:37| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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