2008年08月15日

ペットたちの安寧の時代は来るか

今日、8月15日は、先の大戦での戦没者を追悼し平和を祈念する日であり、「全国戦没者追悼式」が執り行われる。 個人的にも平和を祈念していても、実際には国際紛争が絶えないのもまた事実である。


そんな日に朝日新聞の電子版で見た『「猫カフェ」首都圏で急増中』の記事・・・。 「お茶」をしながら、ネコと一緒に遊んだりくつろいだりできる喫茶店のことらしい。 実際、猫好きで飼いたくとも、住環境により猫などのペットが飼えない人たちが「癒され」に来ているらしい。 ある意味平和なのだろう。 「猫カフェ」に通う、その気持ちは分からなくはない。 それに目をつけ、「猫カフェ」の全国展開を計画する企業も出てきているらしい。 ある会社では、現在展開中の3店舗で年間売り上げを1億円前後と見込んでいるらしく、その会社の社長は「猫カフェの需要はまだまだある」と話し、年内に都内で更に出店する計画を立てていると聞く。

私自身はその「猫カフェ」なるものに行ったことが無いのだか、どんな猫達がいるのだろうか・・・。 多くは「純血種」であるに違いない・・・と勝手に思っているのだが、はたしてこの「猫カフェ」なるもののブームはどのくらい続くのだろうか? 10年20年続くものなのだろうか? 少なくとも猫は10年以上生きる。 「猫カフェ」に居る猫が年老た場合、彼らはどうなるのだろうか? その生が全うされるまで経営者は責任を持って猫たちの面倒をみるのか? また、彼らが経営に失敗した場合、猫達の処遇はどのようになるのであろうか? 極めて心配でならない。 規模は小さくとも、「広島ドックパーク崩壊」と同じような状況に陥りはしまいか・・・。


一時期、ペットとして犬を飼うのがブームになった時期がある。 イヤ、今でもトイプードルだのミニチュアダックスフンドなどの小型犬は人気品種で、犬を飼うブームは続いているともいえる。 ただ、かつて人気犬種だったシベリアンハスキーなどはどうなったのか? 実際のところ、そういったその時々の人気犬種を当て込んで繁殖させ、一儲けしようとしたブリーダーと言われる人は数多くいた。 ところが、人気犬種が様変わりし・・・つまり需要が激変したため大金をかけて繁殖させた犬種が売れなくなり、所謂倒産した繁殖業者は多数いると聞く。 そして、その業者が繁殖用、つまり仔犬を生ませるためだけに生かされ続けていた親犬の多くは、「処分」されるとも・・・。 彼らの引き取り手が居なければだ。 破産した業者は犬達の餌も買えないから、養えきれず死んでいくしかない・・・。 場合によっては、犬達を放置して行方をくらます者もいると聞く。

むろん、金儲けを主目的にしない、きちんとしたブリーダーさんもいる。 恐らく極僅かだが・・・。


「動物愛護法(動物の愛護及び管理に関する法律)」もあるが、この法も本来の「愛護」とはかけ離れている感がなくはない。 例えば、各県で呼称は異なるが、県ごとに「動物愛護センター」という尤もらしい名前の組織が存在するものの、実態としては人間の都合で飼えなくなって「動物愛護センター」などに持ち込まれた犬猫、ペットは大量に処分(死)されているのが現実らしい。 国内で処分される犬猫は年間30〜40万頭にも上るとも聞く(要確認)。 「動物愛護センター」に持ち込んでも次の飼い主が見つかる、もしくは見つける努力がなされる犬や猫は極僅かだという。 もし詳しく知りたければ、「犬猫&処分」でネットを検索すれば物凄い数がヒットすると思う。

言うまでも無く、彼らが死(処分)を余儀なくされているのは、人間が自らの生命を維持するためではない。 ヒトの身勝手さによるものだ。 日本人が食のために捕鯨するのとは訳が違う。 私自身は極端な動物愛護の思想の持ち主では無いと思っている。 食べるためにヒトが生き物に死を与えてるのとは、訳が違うのだ。

ヒトが、自らの一時的な癒しを求めて安易に「猫カフェ」へ行くことや「猫カフェ」経営自体を否定するものではない。 しかしながら以上のような状況を鑑みると、「猫カフェ」は如何なものかとも思えてくる。


かつてある消費者金融会社がチワワをTVコマーシャルに起用し利用者を増やし、現在もある通信会社が白犬を起用したTVコマーシャルを流している。 これらを含めて、犬や猫などの動物をただ単に「ヒトのお金儲けの道具として利用する」ことに対し、嫌悪感を感じているのは私だけであろうか・・・。

人間の身勝手さに翻弄されない、ヒト以外の動物達の平和な時代はいつ来るのだろうか?
posted by 少彦梛 at 19:47| Comment(0) | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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