2008年11月03日

低レベルの政策審議より、さっさと解散を

わが国政府のトップの太郎ちゃんが、「政局より政策」と叫んでから約1ヶ月経ち漸く「定額給付」とやらを含む『生活対策』を発表した。 「新たな経済対策に関する政府・与党会議」と「経済対策閣僚会議」とが合同で取りまとめたようだが、素人目に見ても「これが生活対策と言えるのか?」って感じがする。 まあ、個々の政策の内容の評価や期待される経済効果は、経済通などその筋の専門家が新聞紙面やテレビで侃侃諤諤喧喧囂囂やるでしょうから特には申し上げません。 ただ、一読してみて、政策の多くは、これまで自公与党が行ってきた愚策を焼き直しただけ。 「こんなものに1ヶ月も時を掛けて。ただ時間を浪費しただけじゃないか」というのが私の感想だ。

政府として今回の「生活対策」の目玉は、やはり、具体的施策でも一番最初に上がっている「生活支援定額給付金(仮称)」なんでしょうねぇ。 計5兆円の予算の4割にあたる2兆円を計上するくらいだから。 ただし、この「生活支援定額給付金」については、共同通信の電子版『定額給付金で見解相違』にもあるように、与謝野経財相の「高い所得層の人に生活支援というのはおかしい(主旨)」との考えに対し、中川財務相や公明党の山口政調会長は「早急に実施するためには支給事務が煩雑な所得制限には否定的(要旨)」のようだ。 リーマンブラザーザーズ破綻以降、「一気に外需落ち込み深くなると考えられない(要旨)」といった発言のように、甘い経済見通しの発言ばかりで国民からの信用度が落ちてると思われる与謝野経財相だ(ただし、大臣としては風評被害を起こす訳にはいかないから「悪くなる」などとも言えないのは理解できる)が、この定額給付金についての発言は彼の考えのほうが正しいと思う。(ちなみに、与謝野氏基準では私も給付対象者です・苦笑)

そもそも定額給付金はかつて公明党がごり押しした「地域振興券」と同じような愚策だ。 旧経済企画庁が「地域振興券の消費喚起効果等について」で報告したとおり「消費の喚起効果は約3割(意訳)」という愚策をまたやろうというのである。 いや、地域振興券は15歳以下の子供のいる世帯主や、また、老齢福祉年金・障害基礎年金・特別障害者手当等の受給者など社会的弱者への給付だった分大義も立ち、今回の「定額給付金」より余程マシだろう。 「定額給付金」という2兆円ものバラマキを実施しても効果が無いどころか、将来増税をする理由(言い訳)の1つにしたいだけではないのだろうか。 


と書いてたら・・・今日のテレビ朝日の「TVタックル」でも同じような議論をしてた(笑)。 同番組中で、定額給付金を高額所得者にもばら撒くのはオカシイと突っ込まれ、自公側の出演者の小野寺五典氏、西田実仁氏が「まだどのように給付するか決まっていない」といった旨の発言をしていた。 しかし、自民財務相や公明政調会長が全国民にばら撒くと言ってるのを、お二方がひっくり返せるのでしょうか? まあ無理でしょうね。 そして、今回同番組に出演していた宮崎哲弥氏は「経済対策として有効なのは中小企業への資金繰り対策だけ(要旨)」と発言していた(*1)。 宮崎氏の足元にも及ばない私のような素人でさえ「効果が期待できない」と思う愚策しか提出できない与党。 金融危機と不況がヒタヒタと迫っている現在、無能な与党はさっさと下野するか、解散総選挙で国民に信を問うべきだろう。 愚策な法案を審議して、無駄な時間を浪費している場合ではない。 私はそう思うのだが・・・。

(*1):ただし、経済対策として番組中に提示されたフリップの中で、ということかもしれない

<後記>昨日のTVタックルでは宮崎氏と大竹氏が激高して一触即発の場面があって、野次馬根性の私としては面白かったですね(苦笑)。 そういえば、先々週くらいの金曜日の「太田光の私が総理大臣になったら」でも、米国人(?)のケビンとやらの発言に「じゃぁ、アメリカ国民はイラク戦争の責任は取らないのか!」と激高されてましたねぇ。 バカが多くて最近お心がお疲れなんでしょうか…、宮崎氏。(笑) 宮崎哲弥さん、応援してるので頑張ってくださいね。 


<追記>11/4 16:50 後記、および、加筆修正しました。
posted by 少彦梛 at 22:26| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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