2008年02月10日

今日のは・・・支離滅裂だな

通信社であるロイターは、東京発のニュースとして、『町村信孝官房長官は6日午後の定例会見で、株価が大幅下落したことについて、「経済のファンダメンタルズは総じてしっかりしており、なぜこれほど下がるのかわからない」と述べた。』と配信した。 昨日9日、日本の新聞報道各社の電子版を見る限りこれに関する掘り下げた記事は見当たらなかった。 定例会見としてTVで放映されたこともあるのと、取るに足らないこととして無視したのか、何らかの圧力で取り上げていないのか・・・既に電子版からは削除されたのか知らないのだけど。

しかし、このロイターの配信を読む限り、まあ、会見の一部を切り取ったものであろうから官房長官の発言の事の真意は知るべくも無いが、現在の官房長官は「大丈夫??」と不安になってしまう。

経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)はしっかりしてるのに日本の株価が大幅下落する・・・。 経済が良いのならば「政治・政策が悪い」からだろう? それ以外に何かある? 素人にも納得できる、明白な答えではないかな? まあ、所詮経済素人である私の発言ですけどね(笑)。


まあ、一般的には、米国のサブプライムローン問題で大きな損失をおった「投機会社」(敢えてこう呼ぶ)が損失補填のために日本の株を利益確定売りしてるから…、との声を聞く(株券そのものは含み資産で、安く買った株をそれより高い値で売って始めて「利益」となる。 その売却した時の差額を利益として損した分を穴埋めするのだ)。
日本の株式の時価総額の4割を海外企業が占めてれば、そしてその大半をサブプライムローン問題において日本の銀行よりも圧倒的に損失を抱えた投機会社が所有しているとすれば、自分さえ良ければ日本経済がどうなろうが知ったこっちゃ無い彼らはバンバン売るんでしょうね。
これが日本の銀行ならば、ドンドン日本売りをしていることが世間にバレれれば、顧客でもある国民、法人から総スカンを喰う可能性もあるし、日本の銀行は取引先の株を有しているし、資産の目減りがあっても塩漬けにして凌ぐことも考えるだろう。 まあ、仮に世間にばれなくても、金融庁あたりから圧力があるのではないかな? 

閑話休題

外資が日本株を大量に保有したのは、もちろん儲かると踏んだからだが、その理由は日本の超低金利と輸出対策としての(?)円安ドル高誘導のための為替介入だ。 円で借金しても3年間借りても10%も利子が付かない(公定歩合で)のなら、3年で株価が110%以上になれば借金をしてでも株を買えば儲かる。 また、円安で割安感が出た日本株は、5年程前には日経平均株価が1万円を切ってた訳で、更に外資には買い易かったと思う。

当時メチャメチャ安かった株を外資の力で底上げするという点では、当時の超低金利と円安ドル高誘導は一旦成功したといえるとは思う。 しかし、ある程度株価と経済が良くなった時点で外資だのみから「内需拡大」を目指さなければならないのに、「構造改革」だとか「規制緩和」だとかノタマッてる間にこれを政府は疎かにしたのだ。 その結果、国民の所得は下がる一方だし、貯蓄は目減りし、個人消費=内需は縮小する一方となった。

当時、金融担当相や経済財政政策担当相を歴任した竹中氏が主張したのは、「規制緩和によって、金持ちになる才覚のある人には早く金持ちになってもらって、他の国民の皆さんの給与も引き上げてもらう(主旨)」だったように思う。 しかし、バブル期の地上げ屋のように金持ちになった人がバンバン国内で消費することはなく、儲けた企業は当時のメセナ活動等のように文化・社会貢献事業に大金を投じることもなく、彼らはオカネを溜め込むか、国民には一銭にもならない宇宙旅行の予約費(苦笑)などの無意味なオカネの使い方をした。 そして、規制緩和された派遣業法を背景に企業は非正規社員を増やして人件費をカットし、役員報酬は引き上げ(あ、これは関係ないか)たため「金は天下の廻り物」から程遠い存在になってしまった。

表面上は革新を装って新しいように見えるが本当は頭の中身が古いこの経済学者は、バブル崩壊でも生き残った金持ちと企業が、バブル経済に懲り、再び失敗を繰り返さないためにはバブル期とは違う金遣いをする、ということが読めなかったのだ。


構造改革や規制緩和が悪いことではない。 事の問題は、目的と行動が伴わないことだ。 外側の見た目は変わったがその実中身はまったく精査されず、放置されたからだ。 無駄な道路を作らないために始めた道路公団の民営化は、今回の道路建設の中長期計画では元の木阿弥で20年前(だっけ?)の四全総時の14,000kmに戻ってるし・・・。 だいたい、四全総も、田中角栄が唱えた「国土の均衡ある発展」を目指し、「多極分散型国土の形成」が基本目的のはず(大学の時に講義で受けましたよ・爆)なのに東京一極集中が逆に進んでるし・・・。 でも、それを追及すれば、「いや、完成してないから一極集中が進んでるのであって、多極分散型国土の形成のために計画とおりバンバン歳費を箱物・道路に使うべき」と主張するだろうねぇ(苦笑)。 

たぶん、官僚というイキモノは、10年後20年後の日本が発展している姿とその時の日本のインフラの姿はこうあるべきという絵は描ても、そしてその絵空事を一心に目指してるだけであって、しかしながらそこへ移行する過程の段階で世の中へどう影響しどう推移しているかということには、想像も思考も巡らすことができないんじゃないのかな。 だから、世の中が変わっても、理由を変更したり理屈を捏ねたりして、当初計画とおり税金を使ってく・・・。 諫早干拓がいい例だと思う。

なんだか支離滅裂になっちゃたけど(笑)。 つまり、現政府と政権が変わるか、これまでの政策を一から見直さない限り、今後のこの国の発展と国民全体の幸福は見込めないってことかな・・・。 そうでなくても、まず、政治屋と官僚は、自らが「国民全体の奉仕者」であるという国家公務員法を遵守して欲しいねぇ。 
posted by 少彦梛 at 05:36| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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