2009年04月09日

ジャパン・パッシング3…振り上げた拳をどう下ろす?

5日に北朝鮮が打ち上げた人工衛星と称する飛翔体について、国連内では日本の孤立感が漂ってるようだ。 共同通信社の7日付けの電子版「安保理で日中が全面対立」が報じるとおり、米国が米国債の最大保有国である中国に強い態度で臨めないこともあり、日米の共同歩調が取れず日本が孤立する可能性も出てきたという。

また、ロイターの電子版、「国連安保理、北朝鮮ロケット発射で直ちに行動取らず」によると、5日に召集された国連の国連安全保障理事会では、「中国とロシアは発射が国連のルールに違反するかどうか確信はない」との立場をとり、また、非常任理事国の内の3カ国が中露の立場を支持しているという。 また、中露は北朝鮮に対する新たな制裁が盛り込まれる決議案には拒否権を発動する構えとも伝えられている。 NYのブルームバーク・ニュースは「中国は、単に従来の決議内容(2006年の安保理決議1718号など)を再確認するだけの内容なら、新たな決議採択に同意してもいいというサインを内々に送っている」とも報じているが、安保理の協議においては中露とも安保理決定では最も弱い「報道機関向け声明」が適当と主張している。

今回の北朝鮮の人工衛星打ち上げの件では、せいぜい、制裁決議の1ランク下の「議長声明」に留まるのではないかとの見方が強いようだ。


しかしながら、今日、午前中の記者会見において河村建夫官房長官は「あくまで新決議採択を目指す考えを強調した」(時事)と伝えられており、また、その後、明日開幕の東アジア首脳会議(サミット)前に予定されている麻生総理と中国の温家宝首相の首脳会談で「決着を求めていく」と語ったされる。

しかし、中国側が「北朝鮮への新たな制裁決議」に応じることはまずないだろう。 そして、日本政府はこの件で「中国を敵に廻してでもやりぬく」ほどの度胸もないだろ・・・。 仮に中国を敵に廻せば日本の国益の損失の方がよほど大きいのだから。


本来ならば、日本政府は、北朝鮮が「人工衛星打ち上げ」をIMO(国際海事機関)に通告した時点で、「発射後」の対応について、中国・ロシアと下交渉を進めておくべきなのだが、現在の状況だけをみれば、外務省がその職責を全うしたとは言いがたい。 ロシアのラブロフ外相は、今回の安保理招集前から「日本政府は騒ぎすぎ」と公言している。

しかも、諸外国から「日本が自国からの輸出品の管理が出来ていれば、このような問題は起きなかったはずだ」とも言われたら反論できない。

03年5月の米上院公聴会で北朝鮮から亡命した元技官の男性が「北朝鮮のミサイル部品の90%は日本製」と証言している。 また、03年以降も北朝鮮への不正輸出は続いており、最近では07年に共同通信社が「北朝鮮へ軍事転用可能部品輸出」を報じているし、国際原子力機関(IAEA)は07年の北朝鮮の核関連施設への査察で核兵器製造に転用可能な日本製真空ポンプを発見している。

ある意味、今日の事態は日本自身が招いたとも言えるかもしれない。



そもそも北朝鮮の人工衛星打ち上げの表明から約1ヶ月もの時間があったにも係わらず、今回の騒動では、またもや日本政府の外交ベタが目だっただけという結果に終わりそうだ。
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2009年04月06日

ジャパン・パッシング2…ひとり騒ぐ日本

昨日、5日、北朝鮮が「人工衛星」を打ち上げた。 米国は、北朝鮮の衛星は軌道にのらなかったとの公式見解を示した。 読売新聞の電子版、「ミサイル発射を米中露に事前通告」によると、韓国の聯合ニュースは『北朝鮮が米中露3か国に対し、おおよその発射時刻を事前に伝えていたことを明らかにした』と報じたという。 『韓国の李明博大統領は人工衛星打ち上げ直前の5日午前、国家安全保障会議を招集したが、これは米国から情報提供があったためとみられる。』と報じられている。

ところで、同じ情報を日本政府も米国から得ていたのだろうか? 韓国にも情報提供されたなら日本にも伝えられていたと思いたいが・・・。 たぶん米国からの情報は無かったのではないか?

自国の脅威でもないはずの「北朝鮮中長距離ミサイル発射」で馬鹿騒ぎしてる日本政府に愛想がつきた米国は、日本政府に通告していなかった可能性が高いと思われる。 なにしろ日本政府は、一昨日、4日に「飛翔体発射」の誤報をしたばかりだし、米国・米軍としては日本政府に足を引っ張られることを恐れたと考えられる。 あくまで私個人の想像ではあるが・・・。

何故そう思うか?

まず、中露に事前連絡をするのは、北朝鮮としては数少ない味方をしてくれそうな国に対して仁義を切るのは当然なのだろう。 特に、前回06年のテポドン2打ち上げではロシアに通告せずにロシア沿岸に向けて発射実験を行い、ロシアも庇いきれず(怒りを買い?)、結局国連の安保理において全会一致で「国連安保理決議1695」、つまり北朝鮮への『弾道ミサイル計画に関わる全ての活動の停止を要求』が採択された。 それを踏まえると、北朝鮮としては国連安保理の拒否権を持つロシアは無視できない。

また、中国は、恐らく北朝鮮の今回の打ち上げについては計画当初から相談していると思われるフシがある。 中国も米国とは事を構えたくないだろうし、中国に見放されたら北朝鮮は国家として自滅してしまう・・・。 米国と再び戦端を開かない無いよう、今回の人工衛星打ち上げについて北朝鮮は中国に充分事前説明を行ってるはずだ。 中国も、自国の経済を考えれば、北朝鮮の暴発を庇ってまで米国を敵に廻したくは無いだろう。

そして、米国に通告したのは・・・。 米国との直接、2国間協議をしたいという意思の表れでもあろうが、「中露にも通告してあるので、ロケット(?)の一段目の回収はできないぞ」という意思表示ではないだろうか? 今回の打ち上げで北朝鮮が一番恐れることは、発射体の1段目、2段目が日米に回収されるではないか。 これが米国の手に渡り、徹底分析されると、北朝鮮の技術力・テポドンの性能が丸分かりなる。 北朝鮮としてはは何としても阻止したいだろう。 特に1段目はロケット技術の総力を注いでいるだろうから・・・。 もちろん、北朝鮮はロケットの1段目を落下途中で自爆させたとも考えられる。


報道ではほとんど触れられていないが、米軍は、今回の北朝鮮の人工衛星打ち上げにかなりの戦力を割いていたようだ。 米国に3機しかない偵察機コブラボールを2機派遣し、イージス艦を含む多数の艦艇を日本海に展開した。 もしかしたら、極秘裏にロケットの1段目を回収していることもあり得る。

話を戻すが、米国が北朝鮮からの人工衛星打ち上げの通告を日本に知らせなかったと思うのは、日本政府が1段目の落下点の特定をしていないからだ。 これまで、日本政府が呆れるほどの大騒ぎしたのにも係わらず・・・。

読売新聞の電子版、「緊迫のミサイル追尾」にあるとおり、まず最初に大陸側に配備された日本のイージス艦「こんごう」が舞水端里の基地から飛翔体の発射を探知。 続いて、米軍の早期警戒衛星がとらえた発射情報が入る。 その後、日本側に配備されていた「ちょうかい」が探知して飛翔体の弾道を弾き出したという。

軍事素人の私でも想定できる、極めてアタリマエのシーケンスだ。

ちなみに、仮に米国の早期警戒衛星からの入電があったとしても、日本国内のレーダー探知情報が千葉のガメラレーダーのみで即「発射」と思い込む防衛幹部達の情報分析力は、民間の中小企業の管理職以下だ(笑)。

話が逸れたが、飛翔体の1段目の落下点について、日本政府の発表は極めてあやふやだ。 秋田県をはじめとする日本海側の漁協や自治体は、「1段目の落下点の経度緯度も分からないのか」と怒り心頭だ。 落下点がある程度判明すれば、安否確認が迅速にできるからだ。

イージスはそのレーダー情報は基本的にリンクしている(海自だけではなく、日米間においても)。 少なくとも、海自の「ちょうかい」が北朝鮮の飛翔体をレーダー補足したことは大陸側に配備された「こんごう」のCICには分かってるはずだ。 だとすると、本体の追尾は「ちょうかい」に任せ、「こんごう」は1段目の落下追跡任務に集中すべきだったろう。 日本海海上とその上空にある日本籍の航空・船舶の保護を真っ先に考えれば、本来の自衛行動としてそれが当然だ。

そう考えを進めると、「こんごう」も弾道軌道を飛翔する本体を追尾しつづけ1段目の落下を追尾せず、1段目の落下点を特定することをしなかったのではないか。 米国からの発射情報が入っていなかったため、1段目の落下追尾を指示する余裕が海自本部には無かったためだと推測する。 米国の「日本無視」があったのだろう。

むろん、日本政府が弾道の追尾にのみ関心を向け、飛翔体の1段目の落下とその回収に興味がなかったのではないか。 せっかくの北朝鮮のミサイル技術に対する情報収集の機会を、みすみす見逃したのだ。 それだけでも内閣総辞職ものの責任のはずなのだが、誰も追及しないのはなぜだろう。

そもそも、政府与党、特に麻生総理は、今回の北朝鮮の行動を自らの政権浮揚と支持率アップの道具に使ったのだろう。 1段目の落下点がはっきりしない状況を鑑みれば、ますます、本当に国民の安全を考えたとは思えない。 もしかしたら、自公与党と北の将軍様は実は裏で気脈を通じているのではないかと勘ぐりたくもなる(苦笑)。

海上のイージス艦は、報道各社がミサイルにビビって撮影にすら行かなかった・・・(まぁ、航空機をチャーターするとコストもかかるし)。 その仕事振りは、全く報道されてないと言ってもいい。




ちなみに、イージスシステムは一度に多数の目標を捕らえ追尾できると言われているが、それはあくまで大気圏内の通常兵器の話であり、弾道軌道を飛行する物体についてはレーダーのビームをそこに1点集中しているからこそ追尾できる(と聞いている)。 つまり、弾道体を追尾しながら切り離した1段目も同時に追尾することは困難であろうと推測される。


また、今回、弾道ミサイル防衛の地上迎撃システムとしてPAC−3が繰り返しマスコミに取り上げられたが、ネット検索などを総合するととても国民をミサイルから防衛できるとは思えない。 例えば、今回、東京の市ケ谷にPAC−3、高射隊2個小隊が配備されたが、市ヶ谷を基点に防衛できる範囲はせいぜい東京23区内のようだ。 しかも、十数から数十発のミサイルが飛来すれば防ぎようがないらしい・・・。 2010年までに、国内に16小隊を整備する計画だという。 たった16小隊である。
 
その程度のPAC−3の数で日本国民を弾道ミサイルから守れるはずも無い・・・。 専守防衛ではなく、反撃のために自衛隊の基地を防空するだけで手一杯であろう。

しかも、PAC−3でのミサイル迎撃は、上空で破壊した相手の弾道ミサイルの破片が地上に落下することを許容して開発されていると聞く。 今回の北朝鮮のロケット(?)が万が一にも日本に落下すると判断し、それを撃墜する場合、事前に国民を地下や屋内へ非難させなけれいけないのだが、そういったアナウンスや非難訓練を政府は一切行ってこなかった・・・。 もちろん、多くの自治体でもそのための行動を起こしておらず、ただ行政無線などで「打ち上げました」と通報しただけだ。 日本政府の行動は、とても、国民の生命を守るという姿勢が見られない・・・。


閑話休題

日本政府は、国連安保理において新たな北朝鮮への制裁決議を採択すべく働きかけをしてるというが、中露だけでなく、他の非常任理事国にも賛同しない動きがあるという。 ただひとり騒いでいる日本」の主張は、米韓とその友好国以外にはまたもや「パス」されているようだ・・・。

posted by 少彦梛 at 22:27| Comment(0) | 軍事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月04日

ジャパン・パッシング

4月2日にロンドンで行われた第2回G20金融サミット。 日本からは麻生総理と与謝野財務・金融担当・経済財政政策担当大臣の二人が参加した。 外遊好きの麻生総理は、内政の不人気を自分の得意とする外交(と思ってるのは本人だけだろう)で挽回すべく勇んで出発したものの、今回も諸外国首脳から無視されたようだ。 それだけならともかく、時事通信社の電子版『「政策総動員」世界に訴えへ』のとおり、ドイツの首脳を怒らせ、また、英紙フィナンシャル・タイムズがインタビュー(和訳)を同紙の1日付の1面で「麻生首相がG20の分裂を露呈させた」とセンセーショナルに報じ、各国首脳からも呆れられたようである・・・。

実際、G7首脳は誰ひとり麻生総理との個別会談に応じていない。 米国の「TIME」の電子版、4月2日付けの記事、 『 How the G-20 Succeeded 』には、オーストラリアのラッド首相、中国の胡国家主席、そしてインドのシン首相までもが発言を引用されてるのに、Japanの字も麻生のアの字も単語すら無いのだ。

財政出動論についても「(日本は)そういう経験を15年間やってきた。初めて同じような状況に直面している欧米諸国の中には、財政出動の重要性を理解していない国がある。」と麻生総理がいくら力説しても、どの国も相手にしないだろう。 15年間も財政出動をしてもGDPの伸びは2%程度に留まり、今回の世界金融危機では一番被害の少ないはずの日本が最もGDPが落ち込んでいるのだから、各国が麻生総理を相手にしないのは当然だ。 その上、日本として、途上国向けに2年間で2兆円を超える(総額220億ドル以上)貿易金融支援を行う考えを表明しても、各国からは受け流されたようだ・・・。


そもそも、麻生総理がG20金融サミットに参加するにあたり、2兆円以上の資金を拠出することに対する国民への説明も、ましてや、国会への通告もなしである。 以前、安倍元総理が、6割以上の国民が反対しているといわれたインド洋上での給油活動を勝手に国際公約してきたのと同じである。 自民党の総裁で総理大臣だったら、国民の意見も聞かず、彼らはどんな国際公約を海外でしてきても許されるとでも思っているのだろうか? ましてや、今年度の予算が国会を通過して数日も経たないのに、赤字国債を発行してまで「今年度の補正予算」の検討を指示するほど日本経済そのものが傾いてる状況にあるにも係わらず・・・だ。

尤も、安保闘争、成田闘争以来、そういう自民党政権にこれまで怒りの声をあげてこなかった国民に、その責任があるのだが・・・。 もはや、麻生総理が「世界第2位の経済大国」といくらアピールしようが、「世界のお財布」としてすら、G20各国の歓心を買わなかったようだ。 日本はどの国からもほとんど無視されているようだ。(むしろ麻生総理は邪魔?)



ところで、今日の午前中、朝鮮中央通信が「間もなく人口衛星を打ち上げる」と報じたとのニュース速報があって、『人口衛星打ち上げ成功オメデトウ』と皮肉記事でも書こうかな(笑)と思っていたやさき、公共放送が昼の地域ニュースを放映中に急に画面が変わり、「北朝鮮から飛翔体が発射された模様」と報じられた。 『ほぉ』と思っていたところ、すぐさま「誤報」との訂正・・・。 結局は、本日の打ち上げはなかった。

北朝鮮が人工衛星打ち上げを公表してから日本政府は「ミサイル発射でけしからん」と騒いでいるが、私は「政府はもう少し冷静になれよ」と思っていた。 米国は、89年のテポドン1の発射の際も「人口衛星の発射だった」との見解を示したし、今回も慎重な姿勢を保っている。 恐らく、今回の北朝鮮の打ち上げも表向きは「人口衛星」と公表するのではないかと私はみている。 麻生政権が殊更ミサイルと騒ぐのは、自民党お得意の「国民を脅して支持率を上げる」ことを狙ったものではないか? ついでに「防衛予算のアップもやむを得ず」の世論形勢も作りたいのだろう。 なにしろ弾道ミサイル防衛(BMD)計画はいくら金があっても足りないのだ・・・。



今回の誤報は、千葉にあるレーダーサイトから「日本海で何らかの航跡を探知」との報告を受けてとのことらしい。 人間はもともと「次はこういう事があるはずだ」と思い込んでいると、次にそれとは異なる指示や報告が届いても、元々思い込んでいた行動をするという。 例えば、昨年多発した、旅客機が許可を得ないまま滑走路に進入したという事故である。 パイロットが次に滑走路進入指示があると思い込んでいると、「滑走路の手前で待機せよ」という管制官の指示を「滑走路に進入せよ」との指示だと取り違える。 恐らく、今回の誤報も同じような人間心理が働いたものではないかと想像される。 

しかしながら、今回の「誤報」については報道各社が政府の不手際を責める一方、浜田防衛大臣が「情報伝達の不手際」と釈明し陳謝すると、それ以上追及しないのは何故なのか? TVニュースなどでは「今後、情報伝達に間違いの無いように」といったコメントが流れ、時事通信社の電子版「速さ重視、確認追いつかず」のとおり政府の言い訳をそのまま伝えている。 河村官房長官は、記者団に、米軍などに照会せずに発射情報を公表したことについて「(防衛省から)情報を受けたから、速やかに伝達した」と釈明したという。 また、情報収集体制の見直しの必要性に質問が及ぶと、「それはない。検証は必要だが、マニュアル通りにやってもらいたい」と答えたという。 

今回の誤報は、「誤認」「伝達ミス」「確認ミス」・・・などといった単純なレベルの話だろうか? 千葉にあるレーダーサイトの情報を「鵜呑み」にした結果の誤報であるが、防衛省は日本海に2隻、太平洋に1隻のイージス艦を派遣し監視をしている。 また、E−2C早期警戒機も飛ばしている。 たぶん、警戒管制システムを搭載したE−767早期警戒管制機も飛んでいるだろう。 ちなみに、米軍の早期警戒衛星の情報も入る手筈だし、米軍はイージス艦を2隻日本海に展開し電子偵察機「RC135Sコブラボール」も2機飛ばしている。 米軍情報」はともかく、自衛隊として得られる情報のみでも充分北朝鮮のロケット(?)発射情報は収集できたはずである。 それなのに「誤報」を流した・・・。

つまり、日本政府は防衛措置を行う上で一番重要な、そして、国防に必要不可欠な「情報分析」の能力が欠如していたことが露呈したのだ。 これこそが由々しき問題なのである。 河村官房長官は浜田防衛大臣に対し「緊張感を持ってやってほしい」と注意したというが、そういったレベルの話ではない。 そもそも、日本に落ちる場合は「破壊措置命令」が出てる以上、自衛官は普段以上に緊張感を持って任務にあたっているだろう。 今回の「誤報」を、緊張感の欠如による『単純ミス』『マニュアル通りやれば良い』と思っているのなら、そんな政府首脳達の方がよほど気が抜けているんじゃないか。 責任を押し付けられる自衛官が可哀想だ。
 
しかも、今回の誤報は、ロイター通信は政府発表の1分後日本の報道を引用し「北朝鮮がロケットを発射」と配信。 また、韓国も日本の公共放送の報道を受けて一時特番に切り替えて報道し、中国の新華社通信も「日本政府は北朝鮮が飛翔体を発射したと表明」と速報したという。 全世界的に日本政府の無能さを晒したのだ。 ある外務省幹部は「中国やロシアは、日本のインテリジェンス(情報収集分析力)はこの程度だと思うだろう」(要旨)と言ってるという。


遡って鑑みれば、麻生総理が「破壊措置命令」を出したことを発令当日に公表したのがそもそも間違いだ。 PAC−3の展開や「こんごう」「ちょうかい」「きりしま」といったイージス艦の展開情報が報道された。 しかも、PAC−3移動時に交通事故(ぶつけた)を起こしたことまで(苦笑)。 これでは、日本の自衛隊の展開力(要する時間など)が他国からまる分かりである。 本来なら、「破壊措置命令」発令の公表は展開が完了間近ないし完了後にすべきだ。



日本は国防能力についての重要な情報を他国に晒したのだ。

こんな政権に「外交」や「国防」を語る資格はない。


<追記>
本文中で、「安保闘争、成田闘争以来、そういう自民党政権にこれまで怒りの声をあげてこなかった国民に、その責任がある」と書きましたが、けして武力闘争を勧めているわけではありません。 活動は法に則って行ってください。(3/5)
posted by 少彦梛 at 23:32| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月02日

エコと言えばエコだけれど・・・

昨年のガソリン・軽油高騰で、自動車やバイク(原付含む)から「自転車」に乗り換えた人も多いだろう。 まあ、二酸化炭素も排出しないし、エコにも一役かっているともいえるだろう。 しかし、自転車乗りの人口が増えた分、自転車による危険な運転も目立ってきた。 特に「歩行者」にとって極めて危険なのは、自転車がかなりのスピードを出して「歩道」を走っていることだ。

道交法では、自転車は車両(軽車両)であり、車道を走行しなければならない。 「自転車通行可」の標識のある歩道でも、歩行者優先であり、自転車は「徐行」しなければならない。 「徐行」とは『すぐに止まれる速度』で通行することだ。 自動車でも、急ブレーキですぐに止まれる速度とは時速8km以下だと言われているのに、制動能力の劣る自転車であれば「徐行」≒「歩行速度」だろう。 ところが、自転車通行可の歩道どころか、走行してはいけない一般の歩道ですら、人々の間を縫うようにしてかなりのスピードで走行している方が多い。 「道路交通法違反」ですよー、皆さん。

自転車に乗ってて人とぶつかり相手に怪我などさせれば、加害者として治療費の全額を支払わねばならないこともありえるのだ。 実際、私が中学生の時、同級生が自転車で小学生を撥ねて骨折させ、大騒ぎになったことがある。 ましてや、人とぶつかってそのまま逃げたら「ひき逃げ犯」ですよ。 逮捕されちゃうこともあるのだ。 

もっとも、いわゆるママチャリで一般道(車道)を走ってる私なぞは、ドライバーから見たら迷惑千万なのかもしれないが・・・(苦笑)。


そして、さらに傍若無人なのが「フル電動自転車」といわれている乗り物だ。 これは、ペダルを人がこぐ力を電動で補助する「パワーアシスト自転車」ではなく、電動モーターをアクセルでコントロールし、ペダルをこがずに走行できる乗り物だ。 道交法では「原動機付き自転車」にあたる。

産経新聞の電子版「自転車だとばかり…」によると、大阪府警が、先週からこのフル電動自転車を無免許や整備不良運転などで取り締まりを始めたという。 原付扱いだから免許も要るしヘルメット着用も必要だ。 しかし、このフル電動自転車は保安設備(ミラーやウインカーなど)すら付いてなく、見た目は自転車と変わらないのだ。 もちろん原付ナンバーの取得もできない。

確かに内燃機関(エンジン)が付いていないので、排気ガスも出ず、充電したバッテリーとモーターで走るフル電動自転車はある意味エコバイクといえるかもしれない。 ただし、原付バイク等と同じく保安設備を装着し、ナンバーを取得し、合法的に運転すればの話だ。

記事では触れられていないが、このフル電動自転車が「歩道」を疾走してるのだ。 特に大阪では多いと聞く。 しかも、例えば交番の手前ではわざわざ降りて、この自転車を押して歩き(合法)、交番を過ぎたらまた運転するような人までいるという。 車道でも歩道でも。 つまり、フル電動自転車を「偽装自転車」として使っているのだ。

エンジン音のしない原付が歩道を走行してるわけだから、歩行者の背後から走ってきた場合には極めて危険だ。


今や、歩道を歩くのにも命がけの世の中なのだ・・・。
特に大阪へ出張や遊びにいらっしゃる方は、歩道であっても充分お気を付けを。


ところで・・・続きを読む
posted by 少彦梛 at 20:43| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月01日

万愚節

今日、4月1日はApril Fools' Day(エイプリル・フールズ・ディ)ですね。 人をからかうような実害のない嘘ならついても良い日。 

しかし、今では政・官・財で毎日のように嘘、ごまかしが横行しているといっても過言ではないであろうこの日本・・・。 逆に、今日ぐらいは「嘘、偽りの無い一日」であって欲しいくらいです。 (^_^;) 

ちなみに、もともと日本では、4月1日は「日頃の不義理を詫びる日」だったそうです。 

posted by 少彦梛 at 20:44| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月30日

千葉での2つの投票

昨日、29日、千葉県知事選挙と銚子市市長のリコール(解職請求)の住民投票と、千葉県内で2つの投票があった。 知事選の投票率は45.56%、銚子の住民投票は56.32%と、田舎暮らしの私としてはあまり高い投票率とは思えないが、首都圏では高い方なのだろう。 しかも、高速道路のETC割引の拡大(休日の地方圏の高速道路料金の上限1000円など)の開始と重なったことを考慮すれば、まずまずなのかもしれない。

まず、知事選は森田氏が100万票を超える得票で当選したが、「大丈夫か千葉県民?」と少し心配になる・・・。 確かに森田氏の知名度は高いし、ましてや民主党の小沢代表の秘書が政治資金規正法違反で逮捕・起訴されたことで民主党推薦候補に強烈な逆風が吹いていたのは確かだろう。 しかし、森田氏に政治家としての力量があるか、また、本当に千葉県民のためになるかは甚だ疑問だ。 第一、森田氏は2000年の総選挙で、公設秘書が選挙違反で逮捕されて「連座制」適用あわやで失職しそうになった人物である。

しかも、読売新聞の電子版『「完全無所属」実は「自民支部長」』によると、森田氏(59)は現在も東京都の自民党支部長を務めているという。 ということは、「無所属」というのは嘘だろう。 しかも、04〜07年の4年間で1億6千万円を超える企業・団体献金を受け、同時期に計1億5千万円以上を森田氏が代表を務める資金管理団体「森田健作政経懇話会」に寄付していたという。 この資金については、「知事選に無所属での出馬を決意する前に自民党候補の応援などのために使った」と釈明しているというが、前回05年の千葉県知事選にも出馬しているのだから言い逃れにしか聞こえない。 なんだか胡散臭い話である。

そして、今回の知事選で「無所属」であること公表していたとすれば、公職選挙法の定める虚偽事項にあたるのではないか? もっとも、私は千葉県に住んでるわけではないので、選挙公報にはどのように記載したのか知る良しもないからなんとも言えないが、次点の吉田氏か他の誰かが森田氏を公職選挙法で告発したらどうなるのだろうか(笑)。

それはともかく、「宮崎のセールスマン」を自称し実行してる東国原氏や、「大阪府の財政再建」を旗印に行動している橋下氏といったタレント出身知事と比べると、「言語明瞭意味不明」発言を繰り返すだけで、何を軸足において県政を運営していくのかに明確さの欠けるとも思える森田氏に知事職を任せて本当に良かったのでしょうか・・・千葉県民の皆様。



ところでもう一つ、銚子市市長のリコールの住民投票については、時事通信社の電子版「銚子市長が失職」によると、銚子市立総合病院の存続を掲げて当選したものの公約を破り、市立病院の休止を決めた岡野市長解職に賛成する投票が有効投票の過半数に達してリコールが成立したという。 しかし、市民グループが市長解職を請求のために有権者の3分の1を超える約2万3000人分の署名を集めたにも係わらず、解職賛成票が2万1千票に届かない結果に終わったというのは、銚子市民の「市立病院存続」に対する本気度が疑われよう。

岡野市長は、市立病院の経営支援に40億円も投じたが、医師不足もあって経営改善の見通しが立たず、市財政逼迫を理由に、昨年9月末病院運営を休止した。 市民が、地域医療を支える公立病院が無くなることに反対する気持ちは分かるが、現在の医療崩壊の実情を考えれば、公設病院の維持存続は容易ではない。 実際、全国の公設病院の85%は赤字経営だとも聞く。

しかも、入院施設を持つ多くの病院では、本来時間外勤務や夜勤としなければならない医師の勤務を充分仮眠のとれる「宿直」扱いとし、労働基準法に違反してまで働かせている。 診療科によっては、48時間連続勤務という実態も報告されている。 当ブログの過去記事でも、勤務医、看護師の過酷な労働条件を紹介したこともある。

かなりの好条件(例えば相当な高給)でなければ医師が集まらないのが現状だろう。 ましてや、「市立病院なのだから市民に尽くすのが当然だ」などと暴言ともいえる発言があったり、また、そのような横柄な態度をとる患者が比較的多いとも言われる公立病院にはなかなか医師の来ては無いと聞く。 医師である前に彼らも「人」である。


銚子市民が、病院の存続のために、例えば市民税などの「増税も止む無し」と受け入れることが出来るなら市立病院再開も可能だろう。 特に、一旦病院を廃止し医師や看護師を解任した現在の状況では、一から病院を開設するのと同じくらいのお金と時間と労力が必要と思われる。 出直し市長選挙では、銚子市民がそこまでの覚悟ができるのかが問われるべきだ。

公立病院の再建は掛け声だけでは実現でない。 仮に次の市長が市立病院再開を公約するとしても、しっかりとした再建の構想と再建計画とがなければ岡野市長と同じ道を辿ることになるだろう。

しかも、市の連結決算の対象となる赤字公立病院を抱えた市は、最悪「財政再建団体」に陥りかねない。 その場合、医療以外の全ての市民サービスは制限されることになる。 夕張市と同じ状況になりかねないのだ。 行政まかせでは解決は困難だ。

住民の意思で公約違反の市長をリコールしたことは賞賛すべきことだが、まだ始まりに過ぎない。 繰り返しになるが、病院が再開できるかどうかは、結局は銚子市民自身の努力と協力と覚悟にかかっているのだと思う。



いずれにしても、森田氏を県知事にした県民も、岡野氏を市長解任した銚子市民も、真剣に考え抜いて投票したのではなく、その場のその時の雰囲気や流れで投票したのだとすると昨日の選択が将来の後悔を招くことだろう。

責任は、最終的には県民、市民自身が負うことになるのだから・・・。

posted by 少彦梛 at 21:24| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月23日

無茶させよるなぁ〜

いやー、WBC、私の予想がハズレて日本が米国に勝ちましたねえ。 実を言うと、先月下旬、日経平均株価は3月末には6500円くらいまで下がるのではないかと予想して、友人にもそう言いましたが、一時7000円を切りましたが今日8000円を超え、約2カ月ぶりに8200円台になった。 ここのところ、私の予想はハズレっぱなしだが、まぁ、悪い予想はハズレた方がいい(苦笑)。

しかし、夜のTVニュースを観ると、イチロー選手が8回に打った球は大きく曲がるカーブとかいうレベルではなく、渦を巻くように曲がりながら内角低めの足元に落ちるような球筋に見えたが、あんなのよく打てるよなあと関心しましたよ。 でも、素人目には普通の変化球に見えるボールはなかなか打てないんだね。 もちろん、私なぞはまぐれでも直球すら打てないだろうけど(笑)。


ところで、毎日新聞の電子版「松村邦洋さん倒れ一時意識不明」によると、身長164センチ、体重128キロの松村氏が、昨日の東京マラソンでスタートから約15キロ地点で倒れ一時意識不明になったという。 続報によれば、原因は急性心筋梗塞という。

松村氏は、TV番組の企画で参加したということだが、「TV局も無茶させよるなぁ〜」というのが最初の感想だ。 元相撲取りの「曙」に今回の東京マラソンに走らせる企画を立てたところもあったとも聞く。 曙の場合は直前に取りやめたそうだが、当然だろう。 失礼ながら、あの体型では・・・。


個人が「ファン・ラン」として東京マラソンに参加するならまだしも、TV局やタレントの所属事務所が企画を立ててフルマラソンに参加させるのなら、きちんとタレントの体調を管理し、また、練習をさせるべきだ。 そして、「体調の管理が出来てなければ参加させない」責任がTV局や事務所にはあるはずだろう。

他にも、タレントやアナウンサーなどを参加させ、「根性で走った」とか「意地で完走した」などと持ち上げる新聞なども無責任だ。 取り上げるなら、きちんと、日々の練習の様子や努力を取材して取り上げることが報道としてのあるべき姿だろうに・・・。


そもそも、出演者イジメだったり嘲笑うようなバラエティ系番組はあまりにもクダラナイと思うから観ないのだが、今のTV番組はツマラナイし、クダラナイ放送があまりにも多すぎやしないか? お笑い番組などを全て無くせとまでは言わないが、特に各TVキー局は、国民の公共の財産でもある「電波」の無駄遣いをいつまで続けるつもりなんだろうか?

ほとんどの在京キー局が、本業の放送よりも「副業」の通販や土地取引の方が稼ぎが多いと聞くが、真っ当な番組作りができないならさっさと放送免許を返上するのが国民のためのだろうに・・・。 返上した電波帯を防災無線などに割り当てれば、デジタル利権を生み出すだけのような「地デジ」に高い金を出さずに済むのだが。 
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posted by 少彦梛 at 22:41| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月22日

WBC

ワールド・ベースボール・クラシック・・・。
日本は何とか準決勝ラウンドに進みましたねえ。 明日はUSAとの対戦。 韓国はベネズエラに圧勝しましたが・・・、明日の日本はどうでしょう?

ところで、米国の有名なスポーツ誌、「スポルティング・ニュース」がアメリカ人に優勝国予想アンケートをおこなったところ、アメリカという予想は32%だったが、それを上回る33%が「知ったことではない」と答えたと聞く。 今年1月の新聞記事に報じられているという。


米国内では、WBCそのものにあまり興味が無いようだ。 米国内の野球ファンの間では、WBCそのものを「世界一決定戦」とは見ていないのだろう。 あくまで「エキシビション」ということか。 実際、メジャーリーグや各メジャー球団もこの大会に協力的とも思えないし、USAチームのメジャー選手も全力を出してるようには見えない。 連携プレーもお粗末だ。 予選では、コールドで負けたことすらある。

さて、明日はそのUSAと日本の準決勝なのだが・・・。 そんな、決して最強チームではないUSAチームでも、日本が負けそうな気がするのは私だけだろうか。 特に根拠があるわけではないが、得点チャンスにイチローがブレーキになって、僅差で・・・。 少なくとも、先発予定のオズワルトを打ち崩すのは厄介だろう。

準決勝は「敗者復活戦」がないので、この予想が外れる方がいいのだが・・・(苦笑)。
posted by 少彦梛 at 20:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月03日

2つの裁判

西日本新聞の電子版「取り押さえ死 警官1人の審判決定」によると、佐賀市において2007年9月に知的障害者の男性が自転車で帰宅中、道路を蛇行運転したとして警官が彼を呼び止め保護した後この男性が亡くなるという事件について、遺族である父親が佐賀地方裁判所に求めていた「付審判請求」について、警察官5人のうち1人を『特別公務員暴行陵虐罪』で審判に付す決定をしたという。

この事件は、警察側は通常の保護で適正に行われたとし、保護と男性の死亡にも因果関係は無いとしてる。 ところが、警察官が何度も殴っていたという目撃者もいて、遺族が昨年1月に警察官を特別公務員暴行陵虐致死容疑で佐賀地検(検察)に告訴したが、地検は同3月に「適正な保護行為だった」とし警察官5人を不起訴処分とした。 また、警察側も暴行については否定している。

この事件については、警官側の言い分が事実と異なるのではないかと、幾度か報道されていたと記憶している。

他にも、高知県で2006年にスクールバスと県警の白バイが衝突し警察官が死亡した事故で、運転手は業務上過失致死罪に問われ禁固1年4月となったが、バスのスリップ痕が警察側に捏造されたものではないかとの検証報道もあった。 バスに乗っていた生徒の証言や警察側の発表を元に行った再現実験とタイヤのスリップ痕があきらかに異なるという。 しかし、この告訴は、高知地検は不起訴としたものの高知検察審査会が不起訴不当を議決した。 ところが、高知地検は「再捜査したが、偽造されたと認められる証拠はない」とし再び不起訴としている。 どういった「捜査」をしたのか不明だけれど・・・。


私は、この「付審判請求」という制度があることを初めて知ったのだが、「起訴権を独占する検察の裁定をチェックする目的で制度化されている」という。 今回は、審判される警察官が被告となり、検察の代わりに裁判所が指定した弁護士が原告となるのだが、恐らく弁護士に捜査権はないのだろうから「真実」を明らかにするのは通常の刑事訴訟より難しいと思われる。

公務員の職権濫用など、権力を行使する側の行きすぎをチェックする審判であるから、事件を目撃した方は進んで証言台に立ち、観たままを証言して欲しいと思う。



ところで、今日はもう一つ、裁判について・・・。

時事通信社の電子版「マンナンライフを提訴」によると、昨年、兵庫県で1歳児がマンナンライフ社の「蒟蒻(こんにゃく)畑」という『味付き こんにゃく』を咽喉に詰まらせ死亡した事故で、同社に損害賠償を求める訴訟を起こしたという。 同社の「蒟蒻畑」は大きさがのどをふさぐ程度で、硬さや弾力性がのみ込みにくいものとなっており、容器の形状を考えると設計上の欠陥があると主張しているらしい。

お亡くなりになったお子さんには、ご冥福をお祈り致します。

しかし、そもそも「こんにゃく」を1歳児に食べさせること自体が間違いなのではないだろうか? しかも冷凍していたものを半解凍した状態だったらしい。 お子さんを亡くしたご両親には同情はするが、製品そのものに問題があるのではなく、食べさせた人物に責任があるのだと思うのだが・・・。

「蒟蒻畑」などのようなポーションタイプの味つき蒟蒻は「こんにゃくゼリー」等と呼ぶ報道が多いが、ゼラチンで作った「ゼリー」ではない。 あくまで「蒟蒻」であることを消費者は知っておかなければならない。 逆に「こんにゃくゼリー」等と呼ぶ報道が『ミスリード』なのである。

また、一部団体などでは、韓国やオーストラリア(だったかな?)など諸外国は「蒟蒻畑」のような食品を販売禁止していることを引き合いに出して、販売中止を求める動きもみられる。 しかし、それはあくまで食文化の違いである。 そもそも、蒟蒻を食べるという食文化を持つのは日本くらいのものだ。 日本の食文化を、咽喉に詰まる恐れがあるといって全て禁止するなら、餅なども全て禁止しろということだ。 野田消費者行政担当大臣などはマンナンライフ社に製品の販売を中止するよう求めた時の記者会見で、「餅は咽喉に詰まるものだという常識を多くの人が共有している」(要旨)と発言していたと記憶している。 

しかし、国民生活センターの「こんにゃく入りゼリーによる死亡事故一覧」によると、1995年以降22件の死亡事故が発生しているとしているが、餅やを咽喉に詰まらせ亡くなった人は年間100人単位だ。 厚労省によると、平成18年中に食品を原因とする窒息で救命救急センターなどに搬送された事例は、把握できた計803例の内、餅は168例という。 咽喉に詰まることはあまり知られていない「ご飯(米)」で亡くなる人も多いとも聞く。 昨年は小学生が給食のパンを咽喉に詰まらせ亡くなったケースも報道された。 つまり、食品はどんなものでも「咽喉に詰まる可能性があるということなのだ。

「蒟蒻畑」に罪はないだろう。

逆にいうと、野田大臣の、改善要請に名を借りたマンナンライフ社への製品の販売中止を求めた行為などは、明らかに行政の行き過ぎた権力行使ではないだろうか? 要請対象は同社のみだったとも聞く。
posted by 少彦梛 at 23:54| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月01日

東京に原発を・・・

ずっと、いつかは観ようと思っていたDVD「東京原発(映画)」をようやくレンタルで観ました。 上映公開されたのはもう5年近く前なので、今頃かい(^_^;) の感もあるのですが・・・(汗)。 ウィキペディアでは「ブラックユーモアたっぷりに描いたサスペンス映画」と紹介されてますが、サスペンス性はともかく、扱う政治的テーマ性とブラックユーモア度はヒネクレモノの私好みです(爆)。 映画中の都の幹部の能天気さも・・・(笑)。 もっとも、実際の都の局長級幹部も、ある意味この映画の登場人物くらい「純粋」ならいいんだけどねぇ(苦笑)。


昔から東京(首都圏)にこそ原発を置くべきだ・・・と思っていた私には、この映画の存在を知ってから、というかこの映画を知った時は既に上映は終了していたのですが、是非とも観てみたいと思ってました。 個人的には期待以上の映画でした。 サスペンス性を除けば(笑)。  しかし・・・東京に原発を誘致するなんて斬新な発想は、歳で頭のボケた現都知事にはできない発想でしょうけど(爆)。 映画で役所広司さん演じる「天馬都知事」が力説するように、相当の経済効果があると思うけどねぇ。 オリンピックなんか誘致するより・・・。

この映画では、天馬都知事が政府の補助金漬けの原発事業に目を付け、都の財政建て直し(都も3セクなどを含めると5兆円前後の借金漬けなのだから)として「原発誘致」を言い出した。 大阪の橋下知事も、府の財政再建のために関空の空きスペースに原発を誘致してみては?(笑) あ、関空は大阪府の所有地じゃないんだっけ。

この映画が放映された2004年、ロシアが京都議定書を批准し、翌05年2月、京都議定書が発効したのは何かの縁なのかもしれない・・・。 違うか(笑)。

もし、暇で、何かDVDでも借りようと思っていてもこれぞと観たいと思うソフトがない方は、レンタル候補に入れてください。 特に、2月20日の記事に書いたタレントの松居某さんや、「エコ、エコ」と常に心がけていらっしゃる方にはお勧めです。(^_^)



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posted by 少彦梛 at 21:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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